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2021年1月24日 (日)

キハ40を見にいく 津軽線   服部一人

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 今度の3月のダイヤ改正でJR東日本管内からキハ40系気動車がなくなるという。私のような世代だとかつては全国でありふれたディーゼルカーといった感じだが、ついになくなると聞くと「国鉄時代も遠くになりにけり」といった感慨も浮かぶ。もう一度見ておきたい気持ちになった。残っているのは津軽線と五能線、男鹿線だというので、まず津軽線に行ってみた。

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津軽線は青森〜蟹田が電化され、それ以降は非電化。青森発の列車も蟹田行きの電車で、蟹田で三厩行きのキハ40に乗り換える。しかし13時過ぎの1本だけ青森から三厩行きのキハ40が走る。青森からこの列車に乗って新幹線との隣接駅津軽二股まで行ってきた。

 

列車は青森を発車すると右にカーブして次第にスピードを上げていく。床下からはゴロゴロとディーゼルエンジンの音が唸っている。最近の高性能電車に慣れた身にはゆっくりとスピードを上げていく加速感がなんとも懐かしい。

 

下車した津軽二股は雪の中。青森では日差しも少しあったが、ここでは小雪が舞っていた。列車を見送ってから新幹線の駅に探検に行ってみる。エレベーターで4階まで上がる高い駅には人影がなかった。およそ1時間半ほどして折り返すキハに再び乗車。今度は蟹田まで行き、そこからは電車だ。

 

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キハは終点の蟹田駅の手前で、遅れている北海道からの貨物列車を先に通すため退避した。非電化の蟹田から先はまったくのローカル線だが、ここは本州と北海道を結ぶ重要な貨物路線であることを改めて認識した。退避のため約10分遅れで蟹田着。乗り換え客が終わるとすぐに青森行きの電車は出発した。

 

車窓に陸奥湾を眺めながら、電車とキハの乗り心地の違いを痛感する。とにかく格段に加速が早い。巡行スピードも少し早いと思う。自分たちは趣味でキハの乗車を楽しむが、普段利用する人々にとっては電車の方がはるかにサービスがいいのは当然だ。

 

今回キハに乗ったら、東日本に残るあとふたつの五能線、男鹿線にも行ってみたくなった。3月の廃止までに行けるかな。

 

FUJI X-T3, XF18-55/2.8-4, XF90/2               VOL.1451

 

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