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富良野から仮の終着駅、東鹿越まで、途中に駅は僅か4つ。でも距離にすると40.2km。
そこには多彩な表情を楽しませてくれる車窓が広がるのです。
白い造形美
気温と湿度と風の条件が絶妙の造形を見せてくれる。
一番列車が寒気を纏ってやってきた。
根室本線 富良野-布部 HASSELBLAD 500CM Sonnar C 250mmF5.6 T* E100
雪あそび
列車が来ない長い長い時間、線路端は動物たちの遊び場なのだろうか…
まっさらな雪原に足跡を付けるのは見ているだけで気持ちいい。
根室本線 布部-山部 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T* E100
秀峰眠る
沈む太陽を追いかけるように月明かりが山肌を薄く照らす。
昼夜の狭間に訪れる静謐なひととき。
根室本線 山部-下金山 HASSELBLAD 500CM Sonnar C 150mmF4 T* E100
Vol.1460
今年も釧網本線「流氷物語号」の運行が1月30日から始まりました。2月28日の日曜日まで、網走-知床斜里間を毎日2往復走ります。
昨年までは白地と水色地にオホーツクにちなんだ柄が描かれた2両を使用していましたが、事情により水色車両が走行不可能となったため、今年はキハ40「北海道の恵み号」シリーズの中から黄色ベースの「流氷の恵み号」と緑色ベースの「森の恵み号」で運行されることとなりました。白と水色のオホーツクカラーも綺麗でしたが、今回の2両はカラフル、絵柄もにぎやかで楽しくて、地元の皆さんの評判もとても良いそうです。
さて、雪の舞う1日目は知床斜里から網走の往復乗車を知床斜里駅
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快晴の2日目は撮影メイン
オホーツクブルーの空の下を快走です
浜小清水ー北浜 釧路からの回送列車
北浜ー浜小清水 画面左半分の上下真ん中あたりに走っております。この日は流氷が接岸していました
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そして今年の流氷物語号は、ひがし北海道が舞台の往年のTVゲーム「オホーツクに消ゆ」とコラボをしていて、オリジナルヘッドマークやサボを装着したり、関連のグッズもたくさん販売中。グッズの一つのサボは売れ行き好調で既に完売だそうです‥‥。
グッズ企画や販売・観光案内など、ボランティアで活動されている地元の皆様、本当にありがとうございます。
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JR北海道 釧網本線 流氷物語号
Sony α7R3・α7lll / FE16-35mm F4・FE70-200mm F4
vol.1458 thanks 326氏
寒気にすっぽり覆われた北の大地が、放射冷却でマイナス25℃を下回ると、そこには荘厳な朝が待っています。
先が途絶えた根室本線の、置き去りにされたこの区間は、けものみちのような孤独な鉄路なのです。
朱鷺色の夜明け
冬の一番列車が夜明けを背負ってやってきた。
向こうの山並みが柔らかな朱鷺色に染まってきた。
根室本線 布部-山部 HASSELBLAD 500CM Planar CF 80mmF2.8 T* E100
秀峰現る
何度この光景を狙っただろうか。
真冬の芦別岳は一度として同じ表情がない。
根室本線 山部-下金山 HASSELBLAD 500CM Sonnar C 150mmF4 T* E100
凍える森
遅い朝陽が待ち遠しい、深い山あいの鉄路。
霧氷が描く凍てつく森の造形。
根室本線 金山-東鹿越 HASSELBLAD 500CM Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T* E100
Vol.1456
ポーランド ワルシャワ 1988
最近、昔のネガフィルムを少しずつプリントしている。スキャンもするのだが、気に入った写真は暗室で銀塩写真でプリントしている。暗室もこれでけっこう体力がいるので、あまり年寄りにならないうちにせっせとやっておこうという心境になった。デジタルのクオリティに特に大きな不満があるわけじゃないけど、フィルム時代に撮ったものはプリントまでちゃんと暗室で銀塩プリントを、という気持ちだ。なにぶん旧世代の古い人間なので、こんなことを考えるのだ。
今回はその中から東欧のトラムの写真を少し。いずれの国もまだ社会主義をやってた時代だ。この当時は西欧と東欧では街の明るさが違っていた。ただの一介の旅人にとっても、東側にいると何となく重苦しい雰囲気が感じられた。旅をしていたのがおもに冬だったということもあるが、今こうして写真を見返してみると当時の時代の空気のようなものがプリントから濃厚に感じられた。
ドイツ 東ベルリン 1989
ルーマニア ブカレスト 1989
ウクライナ(ソビエト連邦)キエフ 1982
NIKON F2 NIKKOR 35/1.4, LEICA M2 SUMMICRON 35/2, SUPER ANGULON 21/3.4, ROLLEI FLEX3.5F XENOTAR 75/3.5 VOL.1455
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