遥かなる旅愁-孤独な鉄路② 深川俊一郎
寒気にすっぽり覆われた北の大地が、放射冷却でマイナス25℃を下回ると、そこには荘厳な朝が待っています。
先が途絶えた根室本線の、置き去りにされたこの区間は、けものみちのような孤独な鉄路なのです。
朱鷺色の夜明け
冬の一番列車が夜明けを背負ってやってきた。
向こうの山並みが柔らかな朱鷺色に染まってきた。
根室本線 布部-山部 HASSELBLAD 500CM Planar CF 80mmF2.8 T* E100
秀峰現る
何度この光景を狙っただろうか。
真冬の芦別岳は一度として同じ表情がない。
根室本線 山部-下金山 HASSELBLAD 500CM Sonnar C 150mmF4 T* E100
凍える森
遅い朝陽が待ち遠しい、深い山あいの鉄路。
霧氷が描く凍てつく森の造形。
根室本線 金山-東鹿越 HASSELBLAD 500CM Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T* E100
Vol.1456
« トラムの走る町 46 古い時代の東側の国で 服部一人 | トップページ | Df散歩 210212 太和田光一郎 »
「深川俊一郎」カテゴリの記事
- 遅い秋-小湊鐵道2024② 深川俊一郎(2024.11.21)
- 遅い秋-小湊鐵道2024 深川俊一郎(2024.11.09)
- 路面電車紀行-処暑の熊本市電2024 深川俊一郎(2024.10.27)
- 路面電車紀行-変わりゆく広島電鉄2024 深川俊一郎(2024.10.15)
- 暑すぎる夏-三岐鉄道北勢線2024③ 深川俊一郎(2024.10.03)
« トラムの走る町 46 古い時代の東側の国で 服部一人 | トップページ | Df散歩 210212 太和田光一郎 »
コメント