只見線がくれたもの-最終章④ 深川俊一郎
しんしんと‥単調で静かなリズムが繰返される豪雪のある日、一人旅の女性がホームに降り立ちました。
その都会的な雰囲気と赤いマニキュアからは、即座に「帰郷」という言葉を思い起こさせてくれます。手には確かに都会からの乗車券が握り締められていました。
帰郷
豪雪のホームに降り立った時の息苦しさ、母屋までの近いようで遠い道のり、雪まみれの列車、寡黙に業務をこなす駅員さん・・・
しんしんと降り続く只見駅で繰り広げられた、名もなき小さなストーリー。
只見線 只見 minolta XD MD TELE ROKKOR 135mmF2.8 KR
ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、1枚目の写真は、望郷-只見線(写真展1999年・写真集2001年)で発表したものです。そこでは全体のテーマ・ストーリーにおいて必然性のあるカットとして構成しましたが、今回、今まで発表することのなかった撮影当初のオリジナルストーリーを、この機会にご覧いただければと思います。
なお冒頭の文章は、写真集で使用したコメントから引用しています。
雪が融け、冬の終わりが少し寂しい今日この頃、この作品をもって只見線の物語を静かに終わりたいと思います。
Vol.1476
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深川さん、こんにちは。
昨日(4/13)、写真展にてスーパーイコンタを持っていた者です。
お会いできて、お話できて嬉しかったです。
鉄道写真の方も拝見します。
またお会いできること、楽しみにしております。
投稿: Umechan | 2021年4月14日 (水) 11時30分
Umechanさま
こんばんは。2回もお越し頂き、本当にありがとうございました!お互いフィルムカメラを愛し、そのこだわりと遊び心を共感できて、とても楽しいひとときでした。
当ブログは鉄道中心です。今回はたまたま以前の写真で35㎜版ですが、普段は6×6でやってます。過去の記事もよろしければご覧ください。4人が持ち回りで3日おきにUPするので、12日に1回私の番が回ってきます。
これからもよろしくお願いいたします。
投稿: 深川俊一郎 | 2021年4月15日 (木) 00時00分