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東京近郊の未踏破路線をめぐる旅、関東鉄道竜ヶ崎線である。実際には学生時代に1度行っているのだが、あまりに昔すぎて詳細を覚えていない。ほとんど初訪問のつもりで行ってきた。
起点の佐貫はJR常磐線の龍ケ崎市に隣接。改札を出たちょっと先にある1線1面の小さな駅。終点の竜ヶ崎までは5キロもなく、線形もほぼ直線、列車も1閉塞で通勤時を除き単行DLが行ったり来たりしているだけ。途中駅も入地というひと駅があるのみ。すべてにおいていたってシンプルだ。
沿線風景も途中駅の入地まではわりと家並みが続く。入地から竜ヶ崎までは田んぼや畑が広がるのどかな田園地帯を走る。終点の手前で少し人家が増え、スーパーの駐車場のような空き地の脇を通って到着。10分もかからない。竜ヶ崎には小さな車庫があり、DLが日がな昼寝している。
途中駅の入地は単純な無人駅だが、ローカル線の風情はある。待合室に貼ってあったポスターによれば開通120周年記念だそうで、こんな短い鉄道が長い歴史を持ち、よくぞ今まで残っていたことに少し驚く。
FUJI X-100F XF23/2 VOL.1491
先日、4月15日にアップした記事の中で、二軒隣りの住宅が壊されて我家から京成が良く見えるようになったことをお話いたしましたが、今回は、その後、休みの日にステイホームをしながら京成を長ダマで撮りこんだ写真をご覧いただきたいと思います。なにしろ、我家の2階のベランダがカメラポジションなのですから、堪えられない楽しい撮影でした。
前回記事:http://blog.rail-on.com/2021/04/post-8a6c17.htmlhttp:// 4:58分 薄暗い中、上野行きの一番列車がやって来た。(400mm)
土休日には、上りで2本の京急車両が撮れるが、長ダマでの流しには気合が入る。(560mm)
珍しくブルー塗装の京急が来た。ご覧のようにアウトカーブの下りは、数軒先の住宅の屋根でスカートがケラレてしまうのが残念。(800mm)
TOKYO2020のラッピングのAE形は、運用が公開されていないようだ。今度はいつ撮れるか判らないと思うと、つい流す手に力が入る。(560mm)
レンズを2点支持。ブレないように、家族も撮影中はベランダには立ち入り禁止だ。(800mm)
晴れた日は、手前の電線を目立たせなくするためにPLフィルターを使うことが多かったが、雨足を写すのに電線にピントを合わせた。(400mm)
雨降る中、最初のイブニングライナーをスローシャッターで流す。(400mm)
信号機のライトに照らされてレイルが光る。ISO25600 1/3sec、手持ちでレンズを振り回す。(800mm) 5:20分 朝陽を浴びて・・・。写真下(560mm)
2021.5.1-19 京成本線 京成船橋-海神間
Nikon Df Ai400mm F3.5S・TC-14B・TC-301
Vol.1489
桜前線が津軽海峡を渡るのが、年々早くなるような気がします。
今年もハイカラ號の運行再開には間に合いませんでしたが、北国が一瞬で明るくなるこの時を、いつも待ち遠しく思います。
海風あたたか
向こうの津軽海峡からゆっくりと陽が差してきた。
函館市電 青柳町-谷地頭 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T* E100
桜前線北上
沿道の桜が咲けば、電車道が一気に明るくなる。
函館市電 昭和橋-千歳町 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* E100G
桜色の大三坂
坂道を駆け上がると、少し汗ばむ陽気になってきた。
函館市電 十字街-末広町 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* E100G
Vol.1488
土の匂いが菜の花の甘い香りと混ざって、優しい春の風に乗って届けられます。
いつもより早起きをしたつもりでも、陽はずいぶん高く上がっていました。
あたたか
田んぼに水が引かれると、季節がまた一つ前に進む。
小湊鉄道 飯給 HASSELBLAD 201F Planar FE 110mmF2 T* E100G
うららか
小さな駅に溢れていた、眠たくなるような春の陽気。
小湊鉄道 上総久保 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T* E100G
古木並木
線路の見える散歩道に、古木の桜が静かに華やぐ。
小湊鉄道 飯給-月崎 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* E100G
Vol.1484
群馬県桐生市といえば、鉄なら上毛電鉄がすぐに思い浮かぶところだ。上毛電鉄は懐かしい井の頭線の車両が走っている。その東の終点が西桐生駅。昔ながらの外観が保たれていてレトロ感いっぱいでとても好感が持てる。
駅だけでなく、このあたり(桐生、館林、太田、足利、伊勢崎など)の町はところどころに懐かしいというか、古びた町並みが残っていて写真を撮りながら歩くのがなかなか楽しい。もう30年くらい前だけど写真家の武田花が「眠そうな町」という作品で木村伊兵衛写真賞を受賞したことがあった。作品はこのあたりの町に取材したものだ。
現地に行ってみて「眠そうな町」というタイトルが実感できた。季節も天気も良い穏やかな日だったので、家並みがそろって昼寝をしているように見える。人通りが少ないのでなおさらそう見える。
歩き疲れたので、カフェではなく団子屋に入ってみつ豆を食べて休憩した。丸一日、昭和の風情に浸って散歩を楽しんだ。
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