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先日まで青山のギャラリーで個展をやっていたのだが、その準備で古い写真のネガフィルムをたくさん見返した。今から40年前の1982年に初めての海外旅行で出かけたインドのカルカッタの写真なのだが、その中にトラムを撮った写真がいくつもある。
カルカッタはインドでは唯一トラムが残っていた町で、物によってはかなりオンボロの電車が2両編成で走っていた。たった2両でも1等と2等に分かれているのがインドらしいと感じた。現在ではカルカッタも地下鉄網が広がって、トラムの路線は縮小されたと聞いた。コロナ禍が収まったら、もう一度こんな雑然とした電車を見に行きたいものだと思った。
Nikon F2, FM, Nikkor35/1.4, 50/1.4, 80-200/4, IlfordFP4 VOL.1527
北の大地には似つかわしくないほどの暑さが続きます。
短いけれど夏らしい夏がそこにはありました。
孤独な大地
乾いた大地が目を覚ます。
今日も暑くなりそうだ。
根室本線 山部-下金山 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* E100
北の真夏日
朝から気温は30℃を突破した。
色鮮やかな真新しいラベンダー編成が緑に映える。
根室本線 野花南-富良野 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T* E100
芳香の水辺
紫色の芳香が鼻をくすぐる。
森と水の空間が静かに安らぐ時。
根室本線 金山-東鹿越 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T* E100
麦秋柔らか
こんがりと熟した麦の穂が柔らかく揺れている。
北の大地にも遅い夏がやってきた。
根室本線 布部-山部 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T* E100
道なきみち
5年目の夏を迎え、鉄路は自然へと帰る瀬戸際だ。
再びこの道が開かれることはあるのだろうか。
根室本線 東鹿越-幾寅 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* E100
Vol.1524
いま青山のギャラリーで写真展をやっているのだが、その展示写真を選ぶために40年前の古い旅行の写真を整理していた。当時ソビエト連邦と呼ばれていた今のロシアなどを旅行したのだが、行く先々でトラムの写真を撮っている。当時のソビエトはちょっとした人口規模の都市に行くと必ずと言っていいほどトラムが走っていて、街を散歩しながらいろいろ写真を撮っている。
印象に残っているのは女性の運転手が多かったことで、これは当時の日本では見られなかったことだった。いま写真を見ると、二軸単車があり、ポール集電がありといった具合でファンの視点で見ても興味が尽きない。
写真展は来週月曜日までやっています。ここに載せたトラムの写真が全て展示されているわけではないのですが、40年前のインドやロシア、中国の街のスナップショットです。猛暑にコロナの状況下で、ぜひお越しくださいとは申し上げられませんが、ご無理のないようによろしければご覧になってくださいませ。よろしくお願いします。
服部一人 写真展 「 初めての旅 」
会期 2021年8月29日(日)〜 9月6日(月) 12:00〜19:00(最終日16:00) 8月31日(火)お休み
会場 ギャラリー・ストークス
〒107-0062 東京都港区 南青山6—2−10 TIビル4階
TEL.03-3797-0856 (東京メトロ 表参道駅 B1出口)
https://gallery-storks.com/index.html
VOL.1523
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