2021 今年の1枚 太和田光一郎
東京タワー大展望台より見た浜松町世界貿易センタービル
(撮影:2014.8.5 写真上・上段)
39階浜松町東京會舘チェリールームからの眺め
ここからの夕景は絶品だった
(撮影:2014.4.24 写真上・下段)
今年の6月、1967年に竣工した浜松町の世界貿易センタービルが、ひっそりとその役目を終えました。大好きな東京モノレールの始発駅でもあり、職場が近いということもあって馴染み深い、たくさんの思い出が詰まったビルでした。
そして、今ここに私の鉄道写真人生の原点とも言うべき一枚の写真があります。それは、ちょうど40年前、このビルの40階の展望台より撮影した東海道新幹線0系の写真です。
この頃、何度も挑戦していた『鉄道ファン・Canon鉄道写真コンクール』。翌年、『光芒』というタイトルを付けて応募してみたところ、佳作に入選!生まれて初めてのことに、飛び上がる思いでした。今までで一番嬉しかった瞬間だったかもしれません。
後に、銀座キャノンサロンで行われた表彰式では、審査員だった憧れの廣田尚敬さんにお会いすることが出来、この時から感覚的な鉄道写真の創作に没頭していくことになりました。
最後になりましたが、月刊『鉄道ファン』誌1983年1月号に掲載された記念すべき1枚をご覧いただきまして、今年を締めくくりたいと思います。
みなさま、本年も小ブログにお付き合いいただき、誠にありがとうございました。それでは、どうぞ良いお年をお迎えください。
撮影:1981年11月1日 (写真下) Nikon F2 180mm F2.8 トライX
2021年 大晦日
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