遥かなる旅愁-氷雪の舞台② 深川俊一郎
東へと向かう列車は、そこはかとない孤独感を滲ませます。
空と大地の多彩な表情が、置き忘れた旅愁を呼び覚ますのです。
地吹雪のあと
身体を持っていかれそうな地吹雪が止むと、大地にはその文様が描かれていた。
気が付けば薄紫の夕暮れ時がすぐそこに迫っていた。
根室本線 御影-芽室 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T* E100
雪雲襲来
厚い雪雲が大地を飲み込んでゆく。
残された陽光は僅かに行く道を照らす。
根室本線 厚内-音別 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T* E100
最果ての道
細い細い道は東へと続く。
寂寥感も益々募ってゆく。
根室本線 厚岸-糸魚沢 HASSELBLAD 500CM Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T* E100
落日
東の果ては落日も早い。
一瞬の輝きがいつまでも瞼に焼き付いていた。
根室本線 別当賀-落石 HASSELBLAD 500CM Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T*+2XE E100
Vol.1597
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