春の明治村 後編 名電1号 服部一人
愛知県の博物館明治村の京都市電は有名だが、現在はもうひとつ、よく似た古いトラムが保存されている。
こちらは名電1号と呼ばれた車両で、名鉄の全身、名古屋電気鉄道でかつて使われた電車だ。その後札幌市電に譲渡され22号となり、長く彼の地にあった。
名鉄の120周年、明治村開村50周年で札幌からレンタルされて展示されている。もう何年も前から展示されていたが期間限定の展示なので、いずれは札幌に戻るようだ。京都市電と比べるとひと回り小さい。側面の窓も名電1号が7枚、京都市電が9枚となっている。また運転席には窓ガラスがあるが、これは札幌に行ってから寒さ対策で取り付けられたものだ。1901年製造ということでゆうに100歳を超えている。
こちらはアメリカ・ブルックス製の尾西鉄道1号。長らく明治村に保存してある。すぐ横にハワイ移民集会所の建物があって、これと汽車が同じアメリカ同士ということで妙に雰囲気が合っているように感じる。
FUJI X-100F XF23/2 VOL.1608
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