キハ40ふらの号走る! 深川俊一郎
蝦夷梅雨の合間、適度な湿気が肌に心地よかった曇り空のもと、キハ40臨時列車が根室本線を走りました。
富良野鉄道未来の会さんが主催し、二色塗りのキハ40を二両連結して、富良野→東鹿越→山部→東鹿越→富良野と約一往復半。自治体をはじめ地元の方々のご協力で大変な盛り上がりを見せてくれました。
鉄路存続に向けた情勢は厳しいものがありますが、車中では宮田会長の熱い想いや、ピアノとバイオリンの生演奏、関係者の皆さんの活力を目の当たりにして、とても充実した有意義な時を過ごすことができました。
車窓はいつもの静かな沿線とは打って変わって、農家の方々がビニールハウスに登って手を振ったり、地元の方々の応援で小さな駅は一杯です。
また撮影ポイントにはびっくりするほどの人が集まり、パトカーが警戒するほどの状況。人が乗らなくて廃止の危機にあるところにこれだけの人が集まった事実に、正直驚きを禁じ得ませんでした。
はやる気持ちを抑えて出発を待つ。富良野駅。
さりげなく始まった小さなコンサート。布部駅。
普段は見られない列車交換。山部駅
油庫が駅の歴史を物語っている。金山駅。
トンネルを抜けると眼下にかなやま湖が広がる。
図らずも終着駅となって久しい東鹿越駅は、いつにない賑わいを見せた。
地元の方々の熱い応援。山部駅。
車窓から受ける風は汽車旅の醍醐味だ。
貫禄ある母屋の金山駅で、いつもは見られない列車交換。
根室本線 富良野~東鹿越 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ
Vol.1633
« 7月8日 江古田駅 服部一人 | トップページ | TOKYO RAILWAY 220718 太和田光一郎 »
「深川俊一郎」カテゴリの記事
- 北へのいざない-宗谷本線2025⑤ 深川俊一郎(2025.03.18)
- 写真展開催のご案内 深川俊一郎(2025.03.20)
- 北へのいざない-宗谷本線2025④ 深川俊一郎(2025.03.06)
- 北へのいざない-宗谷本線2025③ 深川俊一郎(2025.02.21)
コメント