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短い北国の夏に訪れる至福の時。少し甘くてほろ苦い風が鼻を掠めてゆきます。
ラベンダー咲き誇るこの水辺を、いかにも儚げに列車が過ぎてゆくのです。
芳香の水辺
夏の盛りを印象付けるようにその時は訪れる。
これもまた白昼夢だったのだろうか。
根室本線 金山-東鹿越 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T*+2XE RDPⅢ
水紋やわらか
やわらかく、少し不規則なリズムで水面が揺れている。
遠くの緑はゆっくりとその表情を変えてゆく。
根室本線 金山-東鹿越 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* E100
かすかな記憶
遠くの歓声が微かに聞こえてきた。
そこを一瞬列車が通り過ぎたことを、きっと誰かが覚えていることだろう。
根室本線 金山-東鹿越 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T*+2XE E100
Vol.1657
今月の初旬にいろいろと見ておきたいものがあって短い北海道への旅をしてきた。
前回の記事に上げた帯広のばんえい競馬もそのひとつだが、それ以外にも北海道の短い夏の終わりの風情を楽しんできた。
函館市電はこの1月に雪かきのササラ電車のチャーターで訪ねて以来、半年ぶりの訪問だった。冬の雪景色からはうってかわって心地よい風が吹いていて終日気持ちよかった。
木々の葉もまだ緑が色濃く残っているが、しかし次第にくすんだ色に変わっていて、遠からず訪れる紅葉と落葉を思わせる。夏の終わりはお祭りが終わった後のような、少し閑散としたいささかの物悲しさが感じられる。
FUJI X-T3, XF16-55/2.8, XF70-300/4-5.6 VOL.1656
一昨年、昨年に続き、今年も「THE ROYAL EXPRESS ~HOKKAIDO CRUISE TRAIN~ 」が運行されました。
(「ロイヤルエクスプレス北海道」は4日かけて、札幌から千歳線、石勝線、根室本線(十勝エリア)、釧網本線(知床、オホーツクエリア)、石北本線(旭川富良野エリア)函館本線を巡り(一部、豪華バス使用)、札幌へ戻ります。8月、9月の金曜から月曜が基本プランとなります。)
今年は、これまで引っ張ってくれていたディーゼル機関車DE15(スマイル君)のうち一台はご都合が合わず(全般検査らしいです…)、代わって朱色の機関車の登場となり、黄色・朱色・白・ロイヤルブルー、とカラフルな編成となりました。
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お天気にはあまり恵まれない撮影行でしたが、街々で見られた色々なシーンをまとめてみました。
釧網本線 知床斜里ー止別 鉄橋にはアオサギが何羽も…
(踏切を渡る際に立ち止まらずに撮影)
函館本線 豊幌ー江別 直前までバケツひっくり返しの大雨でしたがロイヤル通過時には小雨になり…
最終日のサプライズ!!
なにか少しお疲れなのかな?の機関車に変わり、富良野線ノロッコ機関車の重連で運行されました。
ロイヤルエクスプレスのカラーリングコンセプトからはちょっと外れますが、これはこれで楽しませて頂きました。
本年の運行はあと1回です。
晴れのお天気になり、ご無事で終了しますように!
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今回はロングカットが多く、blogサイズですと列車が見つけにくいかもしれません…ごめんなさい。
次回は躍動感のあるカットを載せようと思っています。
JR北海道 ザ ロイヤルエクスプレス 北海道クルーズトレイン( 企画 東急電鉄 )
Sony α7R3・α7M3 / FE16-35mm F4・FE70-200mm F2.8M2(トリミングあり)
vol.1655 Thanks 326氏
帯広にあるばんえい競馬には馬ソリをゴール地点からスタート地点に戻すトロッコがあることは一部のファンの間では有名なことだ。
縁があって今回初めて見に行ってきた。コース内には入れないのでスタンドから遠望したに過ぎないが、たしかに手作り風のディーゼル機関車が馬ソリを乗せた貨車を引張って走っていく様子がよくわかった。
馬ソリは1台400キロ以上あるそうなので、これを満載した往路は割とゆっくりだが、空車になった帰路は係員だけを乗せてけっこう速いスピードでゴール地点まで戻っていく。
単に往復しているだけだが、1レースごとにこんなユーモラスな光景が見られるのは楽しかった。以前はパドックツアーなどでこのトロッコの近くまで行けたようだが、現在は中止している。いちど乗ってみたいものだ。
ゴール地点に待機しているトロッコ列車
レースが終了すると馬がソリを引いて貨車に積み込む 段差がなく積み込みやすいように貨車は一段低い位置にある
FUJI X-T3, XF70-300 VOL.1652
北国の夏の入り口は、逞しく咲き誇る花々に迎えられます。
エゾスカシユリとエゾカンゾウの共演が、遥かな大地を儚げに彩るのです。
花街道
気高く咲き誇るエゾスカシユリが北国の夏を謳歌する。
釧網本線 北浜-原生花園 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ
長い道
遠くでエゾシロチョウがゆっくりと乱舞していた。
釧網本線 北浜-原生花園 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 RDPⅢ
北の楽園
儚い夢のような北の楽園。
釧網本線 北浜-原生花園 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 RDPⅢ
Vol.1649
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