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2022年10月

2022年10月30日 (日)

小樽市総合博物館アイアンホース号   服部一人   

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9月に北海道に行った際に小樽の旧小樽交通記念館(現在は小樽市総合博物館という名前)に行ってきた。
ここでは生きたSLが走っている。開拓期の北海道の鉄道ではアメリカ製の蒸気機関車がよく用いられたが、こちらで走っているSLも北海道とは特に縁がない機関車だけどアメリカ製で、レプリカの客車ともども開拓期の北海道の鉄道の風情をよく表している。

この機関車は1909年アメリカのポーター製で長く南米のグアテマラで使われていたそうだ。その後アメリカの保存鉄道で活躍したのち1996年から小樽で走っている。燃料が重油炊きに改造されているがプロポーションのきれいなSLだ。

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アメリカのナローゲージ仕様なので軌間は914ミリ(3フィート)。転車台は日本の1067ミリ軌間と 914ミリのデュアルゲージとなっている。1日の仕事を終えてレンガ作りの扇形庫に帰ってくる姿はナローゲージの蒸気鉄道の風情が濃厚に漂っていてしばし見とれる。

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実はこの日は博物館内で「第16回小樽クラシックカー博覧会」が開催されていた。古いSLと車、好きなものに囲まれて幸せな1日でした。

FUJI X-T3, XF16-55/2.8                                        VOL.1668

 

 

2022年10月27日 (木)

LongDistance  ○○○ 秋Color 「はまなす」ひとめぐり号 ○○○  梅村貴子

〜ひとつの列車で、ひとめぐり。北海道〜

「HOKKAIDO  LOVE !  ひとめぐり号」

と銘打たれた、3、4日間かけて北海道のあちらこちらを列車で回るツアーが運行されました。
夏の「ロイヤルエクスプレス クルーズトレイン」より少しお手軽に列車の旅が楽しめそうなこのツアーは、261系特急の「ラベンダー編成」または「はまなす編成」が使用されて、普段は特急列車が入らない路線にも乗り入れます。

秋のひととき、釧網本線内で「はまなす」とめぐりあった際の一コマ…です。

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JR北海道 ひとめぐり号     釧網本線   川湯温泉ー緑・原生花園ー北浜
Sony α7R3・α7M3 / FE16-35mm F4・FE24-105mm F4・FE70-200mm F2.8M2 (トリミングあり)
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2022年10月24日 (月)

TOKYO RAILWAY  221024  太和田光一郎

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東京の地下鉄をスローシャッターで撮影し、相性の良い赤と黒を基調に組んでみました。 

撮影:2022.9.13-10.22

東京メトロ日比谷線茅場町駅  丸ノ内線淡路町駅・本郷三丁目駅

Nikon Z7Ⅱ   50mm F1.8G SE・Z24-70mm F4

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2022年10月21日 (金)

路面電車紀行-初秋の熊本市電  深川俊一郎

城下町をせわしく走る熊本市電では、未だに多くの旧型車が現役で活躍しています。
目抜き通りから曲がりくねった裏道、そして軒先を掠める専用軌道…そこにはスマートで「トラム」と呼びたくなる新型車ではなく、武骨で一つ目ライトの「市電」と呼びたくなる旧型車が似合うのです。

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せわしい朝
電車と車と歩行者がせわしく行きかう朝。
熊本市電 洗馬橋-西辛島町 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T*+2XE RDPⅢ(+1/2)

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店先は電車道
電車の音が聞こえるとつい振り返ってしまう。
熊本市電 慶徳校前-辛島町 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ

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名残の夏
台風一過とはまさにこんな空だ。
熊本市電 西辛島町-辛島町 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ

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小さな歓声
電車が見える羨ましいプール。
熊本市電 新町 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ

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至極のランチ
長崎次郎書店の喫茶室は珈琲も香り高いがカレーもめっぽう美味い。
熊本市電 蔚山町-新町 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ

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古参同士
登録有形文化財に旧型車がよく馴染む。
熊本市電 慶徳校前-辛島町 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ(+1)

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眩しい軌道
眩しい日差しが淀んでいた午後の軌道。
熊本市電 熊本駅前-祇園橋 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T*+2XE RDPⅢ

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そよかぜの散歩道
川風が少しだけ暑さを癒してくれた散歩道。
熊本市電 熊本駅前-祇園橋 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ(+1)

Vol.1665

2022年10月18日 (火)

札幌市電 昼と夜   服部一人

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先月札幌へ行った際にはまだ夏の名残が街のあちこちに感じられたが、今ではもうすっかり季節が変わってしまった。撮影からまだ1ヶ月くらいしか経っていないが、北国の季節の変化は早いのだ。

札幌市電の中でものちになって伸延された区間の西4丁目〜すすきの間は街路樹の緑が美しく道路幅も広いので気持ちのいい写真が撮れる。札幌に行くと必ずこのあたりで写真を撮ることにしている。

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今年は祝!鉄道開業150周年。100周年は1972年だったわけだが、初めて北海道に撮影旅行したのは1973年のことだった。親に連れられてSL終焉の前に一度見に行ったのだ。その時も札幌に泊まって市電を少し写している。あれからもう50年近く経ったのだという事実を前にすると遠くを見るような目になってしまうけど、半世紀も好きな趣味を続けることができて幸せだと思う。

FUJI X-T3, XF16-55/2.8, 70-300/4-5.6                 VOL.1664

 

2022年10月15日 (土)

LongDistance   ♪♫♩  線路よ 続いて いつまでも ♩♪♫   梅村貴子 

=== 祝 & 感謝 鉄道開業 150年 ===

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221015_002釧網本線 塘路ー茅沼 上2枚

221015_003石北本線 緋牛内ー端野

221015_004石北本線 白滝ー上川  奥白滝信号場

鉄道150年の長い歴史に携わった「皆様、もの、こと」に感謝します、とともに、全ての路線に明るい未来が続きますように願います。

JR北海道 釧網本線・石北本線
Sony α7R3 / FE70-200mm F2.8M2 (トリミングあり)
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2022年10月12日 (水)

東海道新幹線ランドスケープ (最終回)  221012  太和田光一郎

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鉄道開業150周年!

これまで図鑑でしか見たことがなかった東海道新幹線0系を初めて見たのが、1972年の鉄道開業100年の時でした。

早いものであれから50年が経ち、もうすぐ『鉄道の日』。開業150年の節目の年を迎えようとしています。今後も世界の鉄道の益々の発展を祈念いたします。

ここで私事で恐縮ですが、先月、最後の出張を終え、無事に定年退職を迎えました。出張の合間に撮影するといったコンセプトでこの10年間、撮り続けたまいりましたカラー版東海道新幹線ランドスケープは、今回の組写真を持ちまして終了となります。

長い間、ご覧いただき誠にありがとうございました。(今後、お蔵から旧作を引っ張り出してご紹介することはあるかと思いますが・・・)

2022.9.25 東海道新幹線 熱海-新横

Pmd_7163kt_私にとって東海道新幹線ランドスケープは、起点である東京駅が原点だったような気がします。

先日、職場の大先輩と共に、お世話になった上司が眠る墓地に御礼参拝した帰り道、東京駅大丸のうなぎ屋さんの客席より撮影。(2022.9.28 写真上)

東海道新幹線東京駅のホーム上にある0キロポスト(2016.10.23 写真下)


Nikon Z7Ⅱ・D5   Z14-30mm・Z24-70mm ・70-200mm

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Vol.1662

2022年10月 9日 (日)

祝 只見線再開通!  深川俊一郎

2022年10月1日、ついにこの日がやってきました。只見線再開通です。
振り返れば2011年7月30日の新潟・福島豪雨により会津川口と只見の間で鉄橋や路盤が流失してから、既に11年の時が経ちました。
福島県と沿線自治体、そして地元の方々の熱意による上下分離方式による復旧は、鉄道を残すことでの将来性に賭ける選択がなされたわけです。
折しもJR各社が線区ごとの輸送密度を発表し、北海道のみならずローカル線の存続に物議を醸しています。只見線の例が今後のローカル線の未来に一石を投じることになれば、こんなにうれしいことはありません。
交通手段としての鉄道かバスかが議論されても、私たちが鉄道にこだわるその気持ちは理屈ではないのですから。

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おかえり

一番列車をどこで迎えようかと考えたとき、只見の隣の駅、会津蒲生に決めた。
もう40年以上も前に初めて只見線に乗った時、その深い山里の中に佇んでいた小さな駅の姿がとても印象的だったからだ。
只見線 会津蒲生 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ

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再会のとき

山里に突然現れた細い急カーブの鉄橋は、初めて見たときは驚きを禁じ得なかった。
長らくの眠りから覚め、再び列車が走る日がきたことは半ば夢のようだ。
只見線 会津蒲生-只見 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ

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水の郷ふたたび

これほど水辺に手が届きそうな車窓があるだろうか。
その険しさと静寂は、前身が田子倉ダム資材輸送のための専用線であったことを教えてくれる。
只見線 会津塩沢-会津蒲生 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T* RDPⅢ

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峻峰の里

峻峰・蒲生岳の袂には小さな蒲生の集落がある。
抜けるような秋天のもと、刈入れ間近の穂波が黄金色に染まっていた。
只見線 会津蒲生-只見 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ

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よき日に

散歩道の向こうから、本当に久しぶりに列車がやって来た。
このよき日に只見線がくれたのは、晴れ渡る10月の空のように穏やかで満たされた気持ちだった。
只見線 会津横田-会津大塩 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ

Vol.1661

☆追記
私も後で知ったのですが、7月22日に放映されたNHK BSP 新日本風土記「絶景鉄道 只見線」で、2001年に発行(共著)した写真集「望郷-只見線」を地元の方が見てくれているシーンがありました。「高校の図書館にあり、ほんと好きで毎日見ていた」「人の営みが写っている」など、当時の私たちが大切にしていたメッセージをくみ取っていただけたのは、とてもありがたいことです。なお、10月14日の20:45からスペシャル版で再度放映されるようです。

2022年10月 6日 (木)

のんびり馬車軌道   服部一人

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札幌郊外にある北海道開拓の村では園内をのんびりと馬車軌道が走っている。(歩いている?)
道の両側に開拓時代の建築が並ぶ並木道の中を小さな客車がトコトコと往復している。かつては札幌市電も馬車軌道だったそうで、ほかにも北海道各地にあった簡易軌道でも一部で馬車が見られた。そんな時代の風情を今に再現する楽しい乗り物だ。

冬季には限定で馬ソリを引くというので、こちらも機会があったらぜひ見たいと思う。

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FUJI X-T3, XF16-55/2.8,70-300/4-5.6                  VOL.1660

 

 

2022年10月 3日 (月)

LongDistance 〜〜〜 ザ ロイヤルエクスプレス 北海道 2022 vol.2 Special luxurious summer run 〜〜〜  梅村貴子

続けての「THE ROYAL EXPRESS ~HOKKAIDO CRUISE TRAIN~ 」です。前回は望遠カットを軸にしましたので、今回はもう少し近づいたカットでまとめてみました。

遠くでも近くでもこの車両編成とカラーリングはワクワクさせてくれます。

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根室本線 池田ー十弗

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根室本線 豊頃ー浦幌  (池田から釧路への回送時)

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釧網本線 遠矢ー釧路湿原

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石北本線 女満別ー美幌

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上3枚  石北本線 白滝ー上川

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本年の運行、大変お疲れ様でした。
今年、自分の出会いは雨模様の曇天のもとがほとんどでしたが、それはそれでしっとりしみじみ味わえました。
また、来年会えるといいな…。

JR北海道  ザ ロイヤルエクスプレス 北海道クルーズトレイン( 企画 東急電鉄 ) 
Sony α7R3・α7M3 / FE16-35mm F4・FE70-200mm F2.8M2 + テレコン×2(トリミングあり)
vol.1659      Thanks 326氏

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