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2022年11月 3日 (木)

遥かなる旅愁-光る秋  深川俊一郎

旭岳に初冠雪の便りが届く頃、北の大地は絞り出すように彩色が施されます。
つい先日まで半袖に汗をかいていたことを思うと、四季の曲がり角がそこにあったのだと気づかされます。

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残月静やか

煌々と空に浮かんでいた残月が、静かに西の空に眠ろうとしている。
陰陽が融合した穏やかな朝だった。
根室本線 山部-下金山 HASSELBLAD 201F Planar FE 110mmF2 T* RDPⅢ

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光る秋

目を瞑って息を吸い込むと、色づいた木々の香ばしい匂いが鼻をくすぐる。
少しばかりの風を残して列車が足早に駆けて行った。
根室本線 金山-東鹿越 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ

22056
森のささやき

列車が来ない長い時間がゆっくりと過ぎていく。
葉が擦れる音に鳥のさえずり、時々エゾシカの甲高い声が森の奥から聞こえてくる。
根室本線 金山-東鹿越 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T*+2XE RDPⅢ

22059
錦秋のスクリーン

午後の列車が来る頃には陽は既に傾いていた。
水辺の錦秋は陰影が強くなってきた。
根室本線 金山-東鹿越 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ

22058
雪虫舞う頃

秋の陽が山の端に隠れる頃、底抜けの明るさが大地を照らす。
少し早い冬の使者が盛んに踊っていた。
根室本線 山部-下金山 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T* RDPⅢ

22057_20221102234902
月夜の北斗

北斗七星がゆっくりと北の空を辿ってゆく。
月が高く登ればやがてうっすらと見えなくなるのだろう。
根室本線 山部-下金山 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ

Vol.1669

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コメント

今日の旭岳はなんと最高気温17度、しかし明日からは5度、3度、3度のようです。光、影、音、香り……。季節の移ろい、それに列車や人間の気配がさりげなく写し撮られていますね。
ところで半袖でしょうか?

江戸川静さま
いつもご覧いただきありがとうございます。
最近は季節が飛び越えることが多くて戸惑いますね。でもそのたびに私の表現は季節を強く意識していることを再認識します。
さすがにもう長袖ですよ。

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