遥かなる旅愁-酷寒模様② 深川俊一郎
3月6日、JR北海道が根室本線の富良野-新得間について、2024年3月31日限りの廃止を提示し、沿線自治体はこれを受け入れる方向であることが報道されました。
いよいよこの時が来たのかと、頭の中を空白が覆っています。
沿線の市民団体は存続を求めて道に署名を提出するなど、懸命に存続を訴えています。
私たちにできることはとても小さなことですが、このかけがえのない鉄道風景を、引き続き伝えていきたいと思います。
酷寒模様
極限まで冷やされた濃密な湿度が行く手を阻む。
人を寄せ付けない見えない壁がそこにあった。
根室本線 金山-東鹿越 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 RDPⅢ
白い獣道
小さな足跡に誘われるように雪を踏みしめた。
遅い朝陽がようやく凍える森を照らした。
根室本線 金山-東鹿越 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 RDPⅢ
氷雪の小径
冷たくも繊細な化粧を纏った木々が迎えてくれた。
手足の凍りつく冷たさに反して、気持ちは少しだけ温かな朝だった。
根室本線 下金山-金山 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 RDPⅢ(+1)
Vol.1718
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