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暦の上で春が訪れてからも、最北の地ではその気配すら感じません。
雪雲の隙間から僅かに見えた青空をふと思い出し、あの時がそうだったのかなと、あとからぼんやりと思うのです。
視界不良
顔を向けるのが憚られるほどの風雪に、つい身を縮めてしまう。
視界の中の列車は他人事のように通り過ぎて行った。
宗谷本線 勇知-抜海 HASSELBLAD 500CM Sonnar C 250mmF5.6 T* RDPⅢ(+1)
さいはての道
北へと続く細い道は、今にも白く消えてしまいそうだ。
一瞬の晴れ間が列車の行く先を確かに照らしていた。
宗谷本線 抜海-南稚内 HASSELBLAD 500CM Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T*+2XE RXP
サロベツの夕べ
こんな穏やかな夕陽は久しぶりにみたような気がする。
季節はいつのまにか二歩も三歩も前に進んでいた。
宗谷本線 下沼-豊富 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T* RDPⅢ
Vol.1730
今年は桜が早く、東京で十分にお花見をしないままにピークが過ぎてしまった。どこか山里に行けば、まだ少しは残っているかなと思い立って先日秩父鉄道を訪ねた。
池袋から特急に乗れば秩父は近い。薄曇りの春らしい少しぼんやりした日差しの中、のんびりとハイキング気分で撮影を楽しんだ。幸いなことに桜もレンギョウも花桃もいろいろな花が沿線のあちこちで見られてよかった。
次は初夏の緑あふれる頃にもう一度来てみたい。
HASSELBLAD 500CM Planner CF80/2.8T* Sonnar CF 150/4 T* CFVⅡ50C
FUJI XT-3, XF16-55/2.8 70-300/4-5.6 VOL.1729
前回に続いての「キハ183」記事になります。
定期運用終了後の3月末から4月頭にかけて道内各地へのラストランが行われました。
最終回、4月9、10日の「オホーツク(札幌⇄網走)」はグリーン車3両、普通席4両の7両編成となり、運よくその姿を見に行くことができましたが、どこの撮影地も早朝から大大大賑わいで、少し遠くから静かに見送ることに致しました。
長い間、お疲れ様 & ありがとうございました。
時々、データを引っ張り出して懐かしもうと思います。
そして、183系の後を受けて283系(旧スーパーおおぞら型)が石北本線を走ります。
この先頭車両のフォルムでの3両編成、実際に見る前は「なんか、バランスがぁ…?!」と気になりましたが、会ったらこれはこれでとっても可愛らしい!! 283の特徴である振り子機能は石北本線では使用しないので「FURICO」のロゴがあったフロント脇には、沿線各自治体にまつわるラッピングが施されていました。どれに会えるかも楽しみの一つとなりそうです。これからどうぞよろしくお願い致します。
283 上から 端野ー緋牛内・網走ー呼人・女満別駅
JR北海道 石北本線 キハ183系オホーツク ラストラン
Sony α7R3・α7lll / FE16-35mm F4・ FE24-105mm F4・FE70-200mm F2.8M2 (トリミングあり)
vol.1728 Thanks 326氏
沈黙の白い丘に立つと、遠近感が失われて軽いめまいを覚えます。
僅かに点在する木々や佇む家、そして遠くを行く列車の小ささがそのスケールを教えてくれます。
東京では初夏の陽気が続きますが、しばらくは名残の冬を綴っていきます。
沈黙の丘
目覚めの丘は粉砂糖をまぶしたように繊細だ。
柔らかな白のグラデーションが足元に広がっていた。
富良野線 美瑛-美馬牛 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T* RDPⅢ
一本道
一本道がどこまでも続いていた。
山の向こうから雪雲が迫ってきた。
富良野線 西中-中富良野 HASSELBLAD 500CM Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T* RDPⅢ
Vol.1726
前回、同じ北勢線の200型連接車の記事を載せたが、北勢線はチャーミングな黄色い電車が主流である。冬枯れのこの季節に撮影に行くと地味な背景の中でこの鮮やかな黄色はとてもよく目立つ。僕は名古屋で育ったので、こういう黄色い電車を見るとどうしても名古屋市営地下鉄のことをつい思い浮かべてしまうのだけど、小さな車体に黄色はよく似合って可愛らしい。
FUJI-X-T2,T3, XF16-55/2.8, 70-300/4-5.6 VOL.1725
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