遥かなる旅愁-酷寒模様④ 深川俊一郎
暦の上で春が訪れてからも、最北の地ではその気配すら感じません。
雪雲の隙間から僅かに見えた青空をふと思い出し、あの時がそうだったのかなと、あとからぼんやりと思うのです。
視界不良
顔を向けるのが憚られるほどの風雪に、つい身を縮めてしまう。
視界の中の列車は他人事のように通り過ぎて行った。
宗谷本線 勇知-抜海 HASSELBLAD 500CM Sonnar C 250mmF5.6 T* RDPⅢ(+1)
さいはての道
北へと続く細い道は、今にも白く消えてしまいそうだ。
一瞬の晴れ間が列車の行く先を確かに照らしていた。
宗谷本線 抜海-南稚内 HASSELBLAD 500CM Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T*+2XE RXP
サロベツの夕べ
こんな穏やかな夕陽は久しぶりにみたような気がする。
季節はいつのまにか二歩も三歩も前に進んでいた。
宗谷本線 下沼-豊富 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T* RDPⅢ
Vol.1730
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