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お蔵の隅に置かれたフォルダを開けてみると、1年ほど前に超望遠レンズで撮影された未発表の選外写真が出てきました。よく見ると、組んで使えそうです。
写真は、年月が経つことにより腐ってしまうこともありますが、少し熟成させて後からその旨味に気付くこともあります。
デジタルになって削除することが多いですが、とりあえずお蔵にしまっておくことが良さそうです。
① 東京メトロ千代田線 国会議事堂前駅 撮影:2022.7.12
② 東京メトロ日比谷線 茅場町駅 撮影:2022.6.25
③ 〃 神谷町駅 撮影:2022.3.27
④ 〃 〃 撮影:2022.3.28
Vol.1743
成田空港に行くときには京成のスカイライナーや空港アクセス特急をよく利用する。この路線、通称「成田スカイアクセス線」という名称が一般的だが、実際にはいくつかの鉄道事業者に分かれている。といったことを知ってから成り立ちに興味を持った。
空港に行くために何度も乗車したことはあったが通過しただけである。一度どこかの駅に降りてみたいと思って先日こちらの駅に行ってみた。広大な千葉ニュータウンの中にある郊外のベッドタウンといった感じの駅である。
この路線はそもそもは成田新幹線のために確保された土地だったそうで、直線で踏切もないためスカイライナーは最高速160キロで走る。新幹線が通るはずだった用地は現在線路に沿ってソーラーパネルが設置されている。
スカイライナーに乗ると京成高砂からこの路線に入り成田空港まで結ぶのだが、その区間は実際には北総鉄道、千葉ニュータウン鉄道、成田高速鉄道アクセス、成田空港高速鉄道という四つの鉄道事業者がそれぞれ線路を保有している。スカイライナーの運行は京成電鉄がやっているので乗っているだけでは、そんなことはまったく気がつかない。
ホームに立っていると時折スカイライナーや空港アクセス特急が高速で通過していく。それ以外の時間帯は自動車の通る音は聞こえるがいたって静かな駅である。改札を出て周辺をしばらく歩く。大型ショッピングモールに大規模なマンション群、広い道路にセルフのガソリンスタンドといった典型的な郊外のベッドタウンの風情である。
SONY α7Ⅳ、24−105/4 VOL.1741
前回の木次線に続けまして中国地方行脚2ヶ所目として山口線を…。
山口線と言えば「SLやまぐち号」ですが、炭水車不具合のため今春の運行はDL牽引の「DLやまぐち号」となりました。
牽引機関車がDD51運転日とDE10重連運転日の2パターンあり、DLファンとしたらどちらも撮りたいとなるわけで。
予想通り撮影地にはたくさんの皆様。ではではと少し遠くから御走行を拝することと致しました(最近はどこへ行っても遠くから見ることが増えましたわ…)
徳佐ー船平山
この日はDD51牽引日。
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上3枚 津和野ー船平山 津和野城址から
こちらはDE10重連牽引日、赤い機関車が緑に映えます。
OMAKE話
1枚目はほどほどに(というか私はかなりしんどかった)山を登った頂きからです。ご年配の方や高校の山岳部と思われる若者も大勢登られていました。列車が近づくと周りにいる皆さん大勢で見守りますが、車両が遠方にいる間はさながら視力検査のように、「列車がわかるか?」「ワカンねぇなぁ」だのワイワイととても賑やかでした。
山から降りる際に撮影機材を持った数名の方とすれ違いましたが、皆さん、重装備でも汗をかきつつスイスイと上がられてます。ホント、鉄道撮影は汗と根性のスポーツだと改めて思いました。
JR西日本山口線 DLやまぐち号
Sony α7R3・α7lll / FE24-105mm F4・FE70-200mm F2.8M2 (トリミングあり)
vol.1740
つい先日、滅多にお目にかかれない京急のハッピートレインが、やって来ました。偶然、気付くことが出来てすぐに撮ったのが下の写真ですが、ご覧の通り、すぐ隣の住宅が解体されたことにより、船橋市街地が良く見えるようになりました。
京成を撮影するのには、今まで身を挺してベランダから撮っていたのですが、屋根に出て脚立に上がることにより、スカートもケラレずに見えるようになりました。
しかし、傍から見たらどう見ても京成電車を撮っているようには見えないでしょうから、そのうち通報されることでしょう。(笑)
我家の2階の窓からの眺め。僅かしか見えなかった東武野田線も良く見えるようになった。(写真下)
撮影:2023.5.13 京成本線 京成船橋-海神間
Nikon Z7Ⅱ FD500mm F4.5L+FDx1.4・Z24-70mm
Vol.1739
山形交通高畠線の旧高畠駅は地元特産の石造りの駅舎が保存されており、その筋の人々には有名な場所だ。今回初めて行ってみた。評判どおり高畠石で作られた駅舎は格調高く重厚である。地方鉄道の駅舎としてはたいへん立派な建物で、当時この鉄道にかける意気込みの一端が表れているように感じた。
保存されている車両はモハ1と電気機関車のED1、 それに貨車1両である。駅のホームのような作りはじっと見ていると往時の光景が目に浮かんでくるようだった。
この場所は以前にメンバーの伊勢さんが愛犬と共に訪問していて2012年6月29日付けの記事にしている。それを見ると保存車両の上に屋根がなく、豪雪地帯のこのあたりは冬は厳しい気候で車体もけっこう錆びて荒れているように見える。
しかし現在は立派な屋根もできて車両も補修と再塗装がなされてきれいになっている。保存車両は各地にあるが朽ち果てて解体されるものもある中で、これはとても幸せなことだ。
この日はもう1両の山形交通の保存車を訪ねて月山の麓、旧山形交通三山線の寒河江の方まで行ってみた。西川町というところにある地元の酒蔵がやっている月山の酒造資料館というところにモハ100型の103号があるはずだ。
103号は1926年の開業当時に新車導入されたたいへん由緒ある木造4輪単車だ。現地に行ってみると残念ながら痛んだ車体を補修するためかカバーがかかっていた。木造なので痛みが激しい。こちらも簡易的な屋根がつけられているが、貴重な木造単車だけに高畠のように、ぜひきれいに再生して末長く保存していただけるとうれしく思う。
HASSELBLAD CFVⅡ50C 45/4 SONY α7Ⅳ、24−105/4 VOL.1737
島根県の木次線を走る「奥出雲おろち号」は、木次と備後落合間(60.8km)を1日1往復(1部の日程では出雲市駅から片道延長運転)しています。長年親しまれたこの列車は車両老朽化のため、今年の11月で運行を終了するそうです。
青と白の独特のデザインのDE10、トロッコ車両と客車の組み合わせはとってもお気に入りでしたので終了は残念ですが致し方ありません…。
爽やかな春の風の中を走る姿を目に焼き付けておこうと思います。
油木ー備後落合
出雲坂根ー三井野原 有名な3段式スイッチバック 左下部に最下段の線路が見えます
油木ー三井野原
JR西日本 木次線 奥出雲おろち号 (掲載順は実走行と多少前後しています)
Sony α7R3・α7lll / FE16-35mm F4・FE70-200mm F2.8M2 (トリミングあり)
vol.1736
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