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2023年5月 9日 (火)

山形交通の保存車たち   服部一人

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山形交通高畠線の旧高畠駅は地元特産の石造りの駅舎が保存されており、その筋の人々には有名な場所だ。今回初めて行ってみた。評判どおり高畠石で作られた駅舎は格調高く重厚である。地方鉄道の駅舎としてはたいへん立派な建物で、当時この鉄道にかける意気込みの一端が表れているように感じた。

保存されている車両はモハ1と電気機関車のED1、 それに貨車1両である。駅のホームのような作りはじっと見ていると往時の光景が目に浮かんでくるようだった。

この場所は以前にメンバーの伊勢さんが愛犬と共に訪問していて2012年6月29日付けの記事にしている。それを見ると保存車両の上に屋根がなく、豪雪地帯のこのあたりは冬は厳しい気候で車体もけっこう錆びて荒れているように見える。

しかし現在は立派な屋根もできて車両も補修と再塗装がなされてきれいになっている。保存車両は各地にあるが朽ち果てて解体されるものもある中で、これはとても幸せなことだ。

この日はもう1両の山形交通の保存車を訪ねて月山の麓、旧山形交通三山線の寒河江の方まで行ってみた。西川町というところにある地元の酒蔵がやっている月山の酒造資料館というところにモハ100型の103号があるはずだ。

103号は1926年の開業当時に新車導入されたたいへん由緒ある木造4輪単車だ。現地に行ってみると残念ながら痛んだ車体を補修するためかカバーがかかっていた。木造なので痛みが激しい。こちらも簡易的な屋根がつけられているが、貴重な木造単車だけに高畠のように、ぜひきれいに再生して末長く保存していただけるとうれしく思う。

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