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2023年6月 6日 (火)

ブログ開設11周年記念 根室本線-大地の軌跡①  深川俊一郎

いつもご覧いただき、ありがとうございます。周年記事を書いていると、年々時がたつのが早く感じられるようになります。毎年何かしらの節目やマイブームにかこつけてテーマにしてきましたが、私にとって今は何といっても根室本線です。
根室本線の滝川~新得(東鹿越~新得は現在もバス代行)間は、JR北海道が3月31日、国土交通大臣に対し鉄道事業廃止届を提出し、事実上廃止が確定したことになります。
既にこの春から「次の季節はない」ということです。少し先の話になりますが、廃止前の2024年3月に写真展を開催する予定で、そのタイトルから「根室本線-大地の軌跡」として今年の周年記事をご覧いただきます。

23024
春の使者

雪解けの眠たげな森を最初に彩るのは、やはりフキノトウだ。
木々の隙間から差し込む光を逃さずに、見る見る伸びてゆく。
根室本線 金山-東鹿越 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ

23020
冷たい春風

遥か向こうの山から冷たい春風が下りてきた。
ホームと駅舎の間には、季節の余韻がゆっくりと漂っている。
根室本線 布部 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ

23022
桜前線北へ

北上する桜前線を無性に追いかけたくなる。
エゾヤマザクラは一気に咲いて清しい春を謳歌する。
根室本線 金山-東鹿越 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ

23020_20230603205101
待ちわびた春

松と桜の共演が、静かな駅前を沸かせている。
時は一息つきながら、ゆっくりと流れてゆく。
根室本線 布部 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ

23024_20230603205201
芳春

微かな甘い香りに午後の眠気が催してくる。
列車の音が森に吸い込まれると、耳元にマルハナバチの羽音が聞こえてきた。
根室本線 金山-東鹿越 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 RDPⅢ

23022_20230603205101
西日の駅

早くも山の端に西日が隠れようとしている。
帰り道は風が少し冷たくなってきた。
根室本線 下金山 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T* RDPⅢ

23023
月夜道

早い月の出が、春の宵を煌々と照らす。
遠くで踏切が寂しげに光っていた。
根室本線 布部-山部 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ

Vol.1746

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