根室本線-大地の軌跡⑤ 深川俊一郎
最後の秋は、暑かった夏の名残で、いつもより暖かに感じました。
10月に入っても紅葉の進みは遅く、それでいて気が付けばすぐそこに冬が近づいてきているのです。
冬支度の大地
冷たい朝霧の向こうから冬支度の山が現れた。
澄み切った朝陽の暖かさを背中に感じた。
根室本線 山部-下金山 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ(+1)
露寒
冷ややかな靄に飲み込まれた朝だった。
しっとりと露を纏って、森はゆっくりと目を覚ました。
根室本線 金山-東鹿越 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T* RDPⅢ(+1)
葉擦れの森
葉擦れの合唱が頭上に響き渡る。
一陣の風を残して列車は去っていった。
根室本線 金山-東鹿越 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ(+1)
深秋の峠道
列車が来ない長い時間がゆっくりと流れてゆく。
次の秋も、きっと何事もなかったように訪れることだろう。
根室本線 金山-東鹿越 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T* RDPⅢ(+1)
Vol.1806
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