根室本線-大地の軌跡⑦ 深川俊一郎
北の大地に繰り広げられる鉄道風景はいつでも一期一会なのに、いつしか当たり前の光景だと錯覚していたように思います。
このブログでも何度か触れましたが、もう50年近く前に、とある本に載っていた「北の大地をぽつんと走る気動車の写真」に、心は一瞬にして北へと馳せることになったことが、根底にあります。
その想いをいよいよ封印する時が来ました。
私は決して車両だけにこだわってはいないつもりでしたが、形式は違えどその根底にある鉄道風景が、当たり前のように今日までそこにありました。
そして今、私の中で、北の大地のかけがえのない鉄道風景が静かに終焉を迎えます。
今回の作品は、「浅春」です。以前のブログでご覧いただきましたが、私が撮りたかった「北の大地をポツンと走る二色塗りの気動車」の写真です。
モニター画面では小さいですが、写真展会場では大伸ばしでご覧いただけますので、是非お待ちしております。
浅春
浅い春は清冽で心が洗われる。
遠くの線路を小さな気動車がのんびりと、そして確かな足取りで走っていった。
根室本線 布部-山部 HASSELBLAD 201F Planar FE 110mmF2 T* E100
Vol.1843
☆写真展開催中
根室本線-大地の軌跡
富士フォトギャラリー銀座(中央区銀座1-2-4 4F)
令和6年3月8日(金)~3月14日(木)
平日10:30~19:00・土日11:00~17:00(最終日14:00迄)
http://www.prolab-create.jp/gallery/ginza/
☆写真集発売中
根室本線-大地の軌跡
発行:共同文化社
ISBN:978-4-87739-396-0
https://www.kyodo-bunkasha.net/items/82060722
写真展会場では数量限定ですが特別価格で販売中です。
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