有軌電車のある街-大連市電13② 深川俊一郎
大連市電は1909年9月に開通。元々は南満州鉄道(満鉄)の一部門から始まり、現在の大連公交客運集団に続く114年の歴史があります。
現在でも主力車両として走るのが、何と1937年日本車両製造製の旧型車(501形→3000形→2200形)で、モスグリーンとエンジのシックな2種類の塗装で大連の街を闊歩しています。
露天商
大粒のサクランボについ手が伸びてしまう。
よくみると現金箱がない。こんなところまでキャッシュレスだ!
大連市電 大連火車駅-勝利橋 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ(+1)
駅前通り
大陸なのにどこか日本的な駅前風景。
1937年に完成した大連駅は、1932年竣工の上野駅を模しているが、その大きさは一回り大きい。
大連市電 東関街-大連火車駅 HASSELBLAD 201F Planar FE 110mmF2 T* RDPⅢ(+1)
語り部
長年の歴史が静かに語りかけてくる。
満鉄旧本社屋は一世紀を経てなお、鉄路局として健在だ。
大連市電 世紀街-三八広場 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ(+1)
年代物
時代を感じさせる年代物同士。
年代物の郵便ポストは、これまた年代物の市電の塗装にそっくりだ。
大連市電 大連火車駅-勝利橋 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ(+1)
再開発の街
街並みすれすれを電車が通る。人一人通るのがやっとだ。
東関街では一部の街並みを残した再開発がおこなわれており、復刻された建物の窓ガラスはピカピカだ。
大連市電 市場街-東関街 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ(+1)
坂の上の電停
急坂のてっぺんにある電停で、人も電車も一息だ。
北京街には100年前に建てられたキリスト教礼拝堂があり、中国にいながら異国の雰囲気だ。
大連市電 北京街 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T*+2XE RDPⅢ(+1)
③に続きます
Vol.1883
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