1994 北海道の旅Ⅰ 太和田光一郎
今回、ご紹介する写真は、今からちょうど30年前の1994年、周遊券を片手に夏の北海道を旅した時の写真です。
この頃と言えば、『ローカル線の旅』シリーズを精力的に撮影していたのですが、翌年、体を壊してしまいプリントはお蔵に仕舞い込んだままになっていました。
過日、久方ぶりに開けてみると、当時、焼いた写真が今でもその頃と同じように、いいなと感じる写真であることに嬉しさを覚え、この運びとなりました。
今となっては撮ることが出来ない懐かしいカットばかりです。どうぞゆっくりとご覧ください。荒い地図だけでは、母子里トンネルを俯瞰できる山の斜面に辿り着くことは出来なかった・・・。
名寄保線区に電話をかけて聞いたりもしたが、母子里の商店のおじさんが教えてくれた道順が一番正確だった。
JR深名線 北母子里-湖畔間 5734D(1995年9月廃止)
深川の駅前旅館に素泊まりして、JR深名線の一番列車の乗り込む。束の間の停車時間に撮った雨の朱鞠内駅。
JR深名線の一番列車から。30年前の記憶と撮影メモを頼りにこのキャプションを書いているのだが、この駅名が最後まで分からなかったが、ベタを何度も見返して天塩弥生駅と判明した。
西日が射し込むJR留萌本線の終点増毛駅。猫も暑そうだ。(2016年12月廃止)
今は無きJR留萌本線舎熊駅。夕陽が日本海に沈む景色が気に入って途中下車した。その後、近くのコンビニで夕食を買い込み、ビールを飲みながら撮影したと撮影手帳に記されているが、よく憶えていない。
もうすぐお別れのJR深名線。名寄でレンタカーを借りて、添牛内駅を出発する5724Dを撮影した。
東釧路で買った昼食をキハ54の先頭で食べてから、車内をスナップ。JR根室本線にて
稚内まで足を延ばして駅弁を買い込み、『急行サロベツ』で折り返す。車内では、旭川の名水で醸した地酒『男山』に舌鼓。
旅はまだ続く・・・。 JR宗谷本線にて
Nikon F4 24mm F2 ・ 35mm F2 ・ 50mm F1.4 ・ M55mm F2.8
85mm F2 ・ 80-200mm F4 ・ TC-14AS TMY
撮影:1994.8 Vol.1896
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コメント
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北海道ならではの絶景を行く列車写真,では伝わらないローカル線の茫洋とした空気感を懐かしく感じました。
投稿: MATSU | 2024年8月21日 (水) 23時00分
MATSU様
コメントを頂戴いたしまして、ありがとうございます。
この時は追分で仕事を終えた後、お盆休みを4日間取り夏の北海道を満喫しました。
時間が経つのは本当に早いもので、好きな路線の写真を足してまとめようと思案しつつ気が付いたら30年です。
写真は、時間とともに熟成してくるようです。今後も、旨味が増した懐かしい写真をアップしてまいりますので、よろしくお願いいたします。
投稿: 太和田光一郎 | 2024年8月22日 (木) 16時28分