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2024年12月

2024年12月31日 (火)

2024 今年の1枚 追憶  深川俊一郎

今年も一年お付き合いいただき、ありがとうございました。
長年撮り込んできた根室本線の富良野-新得間は、残念ながら3月31日に営業を終了しました。それに合わせて集大成として個展を開催し、モニター画面ではなく銀塩プリントを多くの方々にご覧いただき、また写真集というかたちを残せたことは、嬉しい限りです。
さて、今年の1枚は「追憶」です。2月を最後に北海道へ行くこともなくなりましたが、その反動か、近くて魅力的な鉄道風景に触れ合える小湊鐵道に、今まで以上に惹かれています。
里山の夏の鉄道風景は、瞬時に童心に返してくれます。
それでは皆さまどうぞよいお年をお迎えください。

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追憶
ホームに佇む小さな列車が、記憶のレールを走っていった。
小湊鐵道 上総中野 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ

Vol.1943

2024 今年の1枚 阪堺電車モ161松虫   服部一人

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2024年のブログを振り返って選んだ1枚は3月6日付けの記事「阪堺電車の味わい深い停留所1」に掲載したものです。もはや阪堺電車の至宝と言ってもおかしくないモ161。渋い赤色に塗られたその162号機が阪堺電車の停留所でもっとも好きな松虫に停車しているところ。

今年の1月下旬、モ161の臨時特別電車の運用があると聞いて大阪まで撮影に出かけた。ラッシュアワーが始まるまだ少し前の時刻、冬の夕方の柔らかい光も穏やかできれいだった。反対側のホームに立っている男の子は電車が向こう側に走り去ってゆくまで見ていた。その姿にかつて少年の頃の自分を重ね合わせる。来年も古い車両にローカル線、蒸気機関車と僕の好きな鉄道を求めてあちこち出かけて行きたいと思っている。

皆さま、どうぞ良いお年をお迎えください。

SONY α7Ⅳ,24-105/4                      VOL.1942

2024 今年の1枚 梅村貴子

いつも当ブログをご覧頂きまして本当にありがとうございます。

2024年も残り一日となりました。本年最後「今年の1枚」として選んだのは大好きな宗谷本線のラッセル車です。
この型のラッセル車はあと1.2年で新型に代わると言われていて(石北本線では既に新型が運行中)今後、いつまで会えるのか撮れるのか…少しでも多く眺めていたくてこちらにいたしました。

1枚目、1月24日掲載カットに加えて、未掲載カットを数枚ご覧いただこうと思います。

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今年は、疫病からの塞いだ空気はかなり和らぎましたが、自然災害や人的災害は変わらず多く起きています。大変な思いをしている方が多くいらっしゃる中でも撮影してブログを書ける自分の身のありがたさを思い、毎年末のこの記事を書く際に再認識しながら、2025年が皆様にとりまして輝かしい年となりますようにお祈り申し上げます。
皆様、今年一年、本当にありがとうございました。

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2024  今年の一枚  太和田光一郎

今年もご覧いただきまして、ありがとうございました。

さて、この一年を振り返って一番心に残ったことは、元同僚と初めて訪れた屋久島の旅でしょうか。

悠久の大自然の魅力もさることながら、今もなお残る森林軌道を見るなり、物心が付いたころ、自宅の近くにあった船橋ヘルスセンターの遊戯鉄道の狭い軌道を見て、心ときめかせたことを思い起こしました。

まさに、私の鉄道写真の源流を辿っていくような、心温まる旅だったのです・・・。

冷え込んでまいりました。皆さまもお体をご自愛下さり、どうぞ良いお年をお迎え下さい。

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屋久島 屋久杉自然館   撮影:2024.9.4

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2024年大晦日
Vol.1940

2024年12月27日 (金)

遅い秋-小湊鐵道2024③  深川俊一郎

あれが秋だったと、季節がぐっと進んでから思い返します。
秋は本当に、瞬く間に過ぎていきました。

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花薄
穂波が少し寂しげに踊っていた午後。
小湊鐵道 上総村上-海士有木 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T* RDPⅢ(+1)

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黄色いこはるび
大銀杏が見守る小さな駅は、柔らかな西日に包まれていた。
小湊鐵道 上総大久保 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ

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秋陽
懸命に照らす秋陽を追いかけるように、山陰がすぐそこまで迫っていた。
小湊鐵道 上総大久保 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T*+2XE RDPⅢ

Vol.1939

2024年12月24日 (火)

夜のトラム   服部一人

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メリークリスマス! 

クリスマスにちなんで少しは華やかな写真をと探しました。今年撮影に出かけたトラムの中から香港と広島の夜の電車です。トラムは市街地を走るものなので夜のネオンやイルミネーションの中を走る姿はまた昼と違って艶やかでいいものだと思います。このところ冬らしい寒い日が続いていますが、みなさま、お元気でお過ごしください。
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SONY α7Ⅳ FE24-105/4   FUJI X-T3, XF90/2                           VOL1938

2024年12月21日 (土)

LongDistance ⭐︎☆⭐︎ 函館市電 色々採集 ☆⭐︎☆  梅村貴子

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街中を走る市電はあちらこちらの色と共に気分をあげてくれてありがとうです♩

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やってきた710型の716号。製造が1960年とのことで、あらま自分と同い歳だわ!
函館市電の車両は歴史の長いものから最新のまで種類も多く、車体の広告も色々で楽しいです。716号には現在、函館の洋菓子屋スナッフルスさんの美味しそうなラッピングが施されていました!じゅるる…
(おまけ話・スナッフルスさん、検索したら有楽町にお店があるそう。遠い地で見た車体広告のお店が家からわりと近くにあるとはこれもちょっと楽しい気分♩

函館市企業局交通部  函館市電 函館駅前停留所
Sony  α7R3 ・α7M3 / FE16-35mm F4・FE70-200mm F2.8M2 
vol.1937

2024年12月18日 (水)

見なれた街Ⅱ  241218  太和田光一郎

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先日、写真の整理をしていたら、ちょうど今から30年前、仕事の帰り道、ポケットに忍ばせたビックミニでスナップした懐かしい写真が出てきました。荒木経惟さんが愛用していたことでも、人気があったカメラです。

作品として撮ったものではないので、バーサマットというコダック社の自現機に流して現像したために粒子が荒れていますが、当時、このカメラの驚異的な描写力に、舌を巻いたことをよく憶えています。

シルバーボディにはモノクロ、ブラックにはネガカラーを入れて使っていた。当時の家族写真は、ほとんどこのカメラで撮影している。

しかし、シルバーのほうがどうしても見つからず、今回、並べてお見せすることが叶わなかった。

撮影:1994.5.26-6.10  JR総武線・京成線 船橋駅周辺

Konica BiGmini BM-301   TMY・TMZ


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Vol.1936

2024年12月15日 (日)

夢の中へ-小湊鐵道2024  深川俊一郎

早い日暮れとともに、小さな駅たちが、楽し気に唄い出します。
蒼い光を放つ列車とともに、里山の夜を華やかに彩るのです。

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トワイライト
蒼い光が澄み切った夕空に吸い込まれてゆく。
小湊鐵道 高滝-里見 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ(+1)

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夢の中へ
さあ行こう、夢の中へ。
小湊鐵道 月崎 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ(+1)

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小さな宴
暗闇の向こうから囁くような歌声が聞こえてきた。
小湊鐵道 上総川間 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T* RDPⅢ(+1)

Vol.1935

2024年12月12日 (木)

香港のトラム⑥ 120号電車   服部一人

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香港のトラムの中でも120号電車は特別な存在だ。数ある電車の中でもこの車両のみが古き良き時代の香港トラムの姿を残す電車として外観、内装などが昔のままとなっている。戦後の製造車両であるが1986年から92年にかけて電車の車体更新が行われた際にも従来の形態で残されることになった。外観は渋めのグリーン基調で車内も木製ニス塗りの窓枠や座席、白熱灯の照明が目を引く。車両更新が進む香港トラムの中でもこの車両は吊り掛け駆動のままなので重厚なモーター音と共にレトロな雰囲気が楽しめる。

香港トラムの名物である車体の広告についても割と古めのおとなしい広告が選ばれているようだが、現在は今年が香港トラム開業120周年記念の年なので可愛らしいイラストの絵柄が描かれている。通常運用に入っているようだが、なかなか見かけることも少ないので、出会った時には撮影を中断してすかさず乗車。懐かしい乗り心地を楽しんだ。

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SONY α7Ⅳ FE24-105/4               VOL.1934

2024年12月 9日 (月)

LongDistance ○○○ 早朝ミニ旅 宗谷線  0系新幹線シートに揺られて ○○○   梅村貴子

前回掲載の留萌本線団体列車に乗車した日の早朝、宗谷本線にも乗車しました。
キーンと冷えた大気の中を走るキハ54…、車内の暖かい空気と心地よい揺れで、起きたばかりだというのに再び眠気に誘われます。

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この車両には0系新幹線シートの躯体が使われているということで、年季の入ったミニテーブルを出し入れしたりしてノスタルジックな雰囲気を味わいました。旭川〜名寄間を往復しましたが復路はかなり混雑してきたので、撮影を控えてのんびり居眠り、たまにはこういうのも良いですなぁ(ホントは常にのんびりしたいのであります!)

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JR北海道  宗谷本線
Sony  α7R3 ・α7M3 / FE16-35mm F4・FE70-200mm F2.8M2 
vol.1933

2024年12月 6日 (金)

TOKYO RAILWAY  241206  太和田光一郎

・・・蒼い凪・・・

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撮影:2024.11.29 東京モノレール 芝浦付近

Nikon Z8    Z70-180mm F2.8

Vol.1932

 

2024年12月 3日 (火)

暮秋の只見線2024  深川俊一郎

只見線を訪れるのは、再開通した2022年10月以来、2年ぶりです。
今回、撮影目的ではなかったのですが、たまたま訪れる機会があり、合間に撮影した数カットをご覧いただきます。

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暮秋①
暮秋の11月にもかかわらず、浅草岳には雪がなかった。
雲一つない小春日和だった。
只見線 只見-大白川 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ(+1)

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暮秋②
分厚い雲の奥から、僅かに陽の気配が感じられた。
速い雲の流れが、足踏みしていた季節の背中を押す。
只見線 会津横田-会津大塩 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ(+1)

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暮秋③
復旧した新しい第7只見川橋梁と、見慣れぬ新しい車輌。
それでも山峡を覆う朝霧は変わらない。
只見線 会津横田-会津大塩 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T* RDPⅢ(+1)

Vol.1931

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