北へのいざない-宗谷本線2025① 深川俊一郎
高校1年の夏に初めて北海道に渡り、それ以来何度も訪れることになった宗谷本線。中でも一番親しみのあった抜海駅が3/15のダイヤ改正で廃止になります。
最後にもう一度訪れたくて、北へ向かいました。私は時間が許す限り、新幹線で北海道に渡ります。東京から新函館北斗、そこから札幌まで特急北斗、そして旭川まで特急カムイ。一泊して、翌朝6:03発の普通列車で稚内を目指しました。
群青色の車窓に、踏切の赤いシグナルの残像が焼き付いた。
北へ向かう暖かな車内に眠気が漂う。
雪の重みに耐えてきた跨線橋が印象的な美深駅。
音威子府を過ぎれば天塩川が近づいてくる。
汽笛を目いっぱい鳴らしても鹿は平気で線路を横切る。
分厚い雪化粧が厳しさを物語る。
笑顔の出迎えがあった勇知駅。
抜海駅は変わらずに寂しげだった。
西海岸の向こうにあるはずの利尻富士は、厚い雲に隠れていた。
宗谷本線 車内 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T* RDPⅢ(+1)
Vol.1956
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