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2025年7月

2025年7月30日 (水)

ようこそ203FE  深川俊一郎

HASSELBLAD 203FE これが今後の機材をどうするか…の現段階の答えになりました。

203fe2 Tele-Tessar FE 250mmF4を装着した203FE。自分にとって憧れの機種であった。

市場で状態のよさそうな個体を見つけ、半ば衝動的に入手しました。(偶然にも当時の新品価格程度で)
よって一度は本当に諦めたDistagon FE 50mmF2.8・Planar FE 110mmF2・Tele-Tessar FE 250mmF4のフォーカルプレーンシャッター機専用レンズがまた使えることになりました。これをフィルムカメラの最後の買い物にするつもりです。
今後体力と視力が許さなくなったら、それこそコンパクトで高性能なデジタルカメラでも買えばいいかと思っています。少なくともスマホとは違う(写りはスマホも大したものですが…)道具らしいカメラを。左足が俊敏に動く限りクラッチを踏み続けているのと同様に、左目が追いつく限り、ピントを合わせシャッターを切るつもりです。
そういえばこの203FE、当時の200シリーズの中心機で、実は前から欲しかったのです。201Fは露出計がありませんでしたが、こちらは高度な測光機能を持っています。露出計内蔵のカメラで撮るのは、それこそ10数年ぶりといったところでしょうか。

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葉桜の駅
花の時期の賑わいが嘘のように静まり返っていた小駅。
小湊鐵道 飯給 HASSELBLAD 203FE Tele-Tessar FE 250mmF4 T* RDPⅢ

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空梅雨
開店休業状態だった今年の梅雨。
小湊鐵道 上総鶴舞-上総久保 HASSELBLAD 203FE Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ

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線路端のヒメジョオン
慎ましくも逞しい野花が線路端を彩っていた。
小湊鐵道 上総大久保 HASSELBLAD 203FE Planar FE 110mmF2 T* RDPⅢ

時代の流れとともに、正直「撮りたいもの」が少なくなりました。今後は行動範囲も限られてくるかもしれません。またフィルムのコストが驚くほど上がっています。今まで以上に1枚1枚を大切に撮るつもりです。引き続きお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

Vol.2016

2025年7月27日 (日)

小倉モノレールと旦過市場   服部一人

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猛烈な暑さが続いていますが、みなさま、お元気ですか。先日所用があって九州に行った折、帰路小倉に立ち寄ってきました。小倉モノレールは今年が開業40周年だそうです。JR小倉駅の中までモノレールは乗り入れているので乗り換えはラクです。今回は時間がなかったので小倉から2駅先の旦過まで。 短い区間ですが料金100円とはまた安いこと。

この駅のすぐ脇には有名な旦過市場があります。昭和レトロそのもので映画のロケにも使われたことがあるそうです。旦過市場の北口横には丸和というスーパーがありました。ここは日本初の24時間営業のスーパーだったそうです。現在は経営母体が変わって別名で営業中ですが建物には昔の名前がまだありました。

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旦過市場は1999年と2022年に大きな火災があり、現在も仮設店舗で営業している店もあります。密集している上に木造の老朽化した建物も多く火災の危険性が常にあります。

北九州市では近隣に4階建てのビルを建設し、そちらの方に各店舗を移転させる計画だそうです。駅のすぐ横の土地ではその建設工事の最中でした。移転の際には、あの有名な旦過市場名物、川に張り出した店舗もなくなるそうです。

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RICOH GRⅢX  GR26.1/2.8.                                             VOL.2015

2025年7月24日 (木)

LongDistance ○○○ ご無沙汰訪問 標津線「おくゆきうす」に光あれ ○○○   梅村貴子

-- 北海道野付郡別海町 奥行臼駅 ---

根室本線の厚床から中標津を結んでいた標津線厚床支線は平成元年に廃線となりました。
厚床からひとつめの奥行臼駅跡地には木造駅舎や線路が、道道向かいには「別海村営軌道」の車両が文化財として保存されています。

ここには2012年の秋と2017年の初夏に訪れていますが、どちらの日も雨模様でしっとりした姿が印象にあります。(その様子は2012年11月17日と2017年7月6日の記事に…)
先日、久しぶりに訪れたのは晴れた日の夕方、少し赤みがかった光の中に変わらない姿でキラキラと佇んでいました。

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ユートピア号は今も駅舎内に健在していました

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それなり綺麗に保たれている姿を見て、以前撮影した画像を引っ張り出してみました

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2017年にはホームに上がることができましたが

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現在は縁石が崩れるおそれがあるということでホーム上は立ち入り禁止に

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以前はこんなだった線路跡が

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今は綺麗に整備されています

 

250724_010オレンジ色の車両は

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赤色に塗装されています

121117_06_42012年の時はちょっとサビサビだった機関車とミルクゴンドラ貨車

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キレイな現在のお姿

撮影年を書かなければどちらが新しいかわからないような…
町の歴史を大切に保存していこうというお気持ちがすごく感じられました

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線路は続くよ!いつまでも

「奥行臼駅舎」と、また別の「旧奥行臼駅逓所」(駅逓所とは、交通不便の地に駅舎と人馬等を備えて、人馬の継ぎ立てと宿泊、物資の逓送等に便宜を図るために設置されたもの )の建物内部は下記時間、公開されています。今回は到着が開館時間を過ぎていたので入れずでした。

○公開期間 令和7年5月1日から令和7年11月3日まで
○公開時間 午前10時から午後4時30分まで
○休館日  月曜日(ただし祝日・振替休日が月曜の場合は開館)
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北海道 野付郡別海町  旧標津線 厚床支線 奥行臼駅跡・「別海村営軌道」奥行臼停車場跡
Sony α7R3・α7lll  / FE16-35mm F4・FE70-200mm F2.8M2
(Canon EOS6D  17-40mm / Sony Cyber-shot RX100
Vol.2014   (駅逓所の説明文は別海町HPより ) 

2025年7月21日 (月)

見なれた街Ⅱ  250721  太和田光一郎

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我家の2階からの眺めですが、4月から始まった隣の空地の造成工事がほぼ終了し、京成本線がさらによく見えるようになりました。

分譲されて住宅が建つまでの間、もうしばらくは京成の撮影が楽しめそうです。

撮影:2025.6.19 ・ 2023.5.24 京成本線 京成船橋-海神間

Nikon Z8  Z24-70mm F4 ・ Z7Ⅱ  14-30mm F4
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Vol.2013

2025年7月18日 (金)

雨の一日-小湊鐵道2025  深川俊一郎

いつものことですが、この時期になると何故か無性に雨の写真を撮りたくなります。
そしてひとたび梅雨が明けてしまえば、もう雨のことなどすっかり忘れてしまうのでしょう。

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湿った朝
生ぬるい湿気が肌にまとわりつく朝だった。
小湊鐵道 上総川間 HASSELBLAD 500CM Sonnar C 250mmF5.6 T* RDPⅢ(+1)

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雨の一日
清楚なガクアジサイが、黙って雨に打たれていた。
小湊鐵道 月崎-上総大久保 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T* RDPⅢ(+1)

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灰色の雨
雨音が雑念を振り払ってくれる。
小湊鐵道 上総久保-高滝 HASSELBLAD 500CM Sonnar C 150mmF4 T* RDPⅢ(+1)

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雨降り楽し
雨降りもたまにはいいものだ。
小湊鐵道 里見-飯給 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T* RDPⅢ(+1)

Vol.2012

2025年7月15日 (火)

阪堺電車 新今宮駅前あたり   服部一人

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新今宮駅前は大阪環状線の新今宮、地下鉄の動物園前と接続する駅である。近くに天王寺動物園があるせいか、動物のかわいい壁画が描かれているが、ここはコテコテの大阪らしい雰囲気の停留所である。周囲の環境がそう感じさせるのだが、鉄道だけでなく近所の街歩きも大阪風情を楽しむにはぴったりの場所である。

駅から大阪名物通天閣に向かって歩くと、これぞ大阪といった感じの昭和の香りがする繁華街が続いている。インバウンドの外国人が目立つ楽しい繁華街を歩いて通天閣を通り越し、そのままさらに進むと恵美須町である。

阪堺電車の恵美須町駅はかつては3線の頭端式ホームを持つ実に風情のある駅で僕のお気に入りだったのだが、今は1線だけの少し味気ない終着駅になっている。阪堺電車の沿線風景も変わってきてはいるが、今でもあちこちに大阪らしい佇まいが残っていて、やはり楽しい訪問先である。

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FUJI X-T3, XF16-55/2.8  RICOH GRⅢX, 26.1/2.8           VOL.2011

2025年7月12日 (土)

LongDistance  〜〜〜 Green & Red 富良野線ノロッコ号 風を集めて色拾い 〜〜〜  梅村貴子 

トロッコ客車の醍醐味は感じる風と響く音

旭川から富良野へ、たくさんのお客様を乗せてガタゴトと風をきって走る「富良野・美瑛ノロッコ号」
ちょっとレトロな車両で遊ぶ楽しいひととき
美味しい空気を吸ってひと息、ひとシャッターを切りました

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JR北海道  富良野線 「富良野・美瑛ノロッコ号」 
Sony α7R3・α7lll  / FE16-35mm F4・FE70-200mm F2.8M2
vol.2010    

2025年7月 9日 (水)

昭和の匂いが残る街・昭和駅  250709  太和田光一郎

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鶴見線 昭和駅・・・。1980年1月20日、チョコレート色の旧型国電73型のさようなら運転の時に下車して以来、45年ぶりの再訪です。

月に一度、尻手に行く時に近くを通るのですが、いつも時間に追われていて立ち寄ることが出来ずにいました。この日は首都高が空いていて、束の間の時間ですが撮影できました。

駅周辺は、今なお昭和の匂いが満ち溢れてフォトジェニックな情景でいっぱいです。駅の時刻表を見ると、次の列車が来るのは1時間後です・・・。

撮影:2025.6.15  JR鶴見線 昭和駅周辺

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Nikon Z8    Z24-70mm F4

Vol.2009

2025年7月 6日 (日)

路面電車紀行-函館市電2025ハレの日  深川俊一郎

例年4月から10月まで姿を見せてくれる箱館ハイカラ號ですが、今年は部品調達の関係で定期運行がお休みです。
寂しいシーズンとなりましたが、深緑眩しい週末に、地元有志の貸切運行に加え、翌日には530号車が登場しました。6月10日「路面電車の日」にちなんだ特別運行です。

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待機
雨雲が去った駒場車庫で、2両の重鎮が目を覚ます。
函館市電 駒場車庫 HASSELBLAD 500CM Sonnar C 250mmF5.6 T* RDPⅢ(+1)

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涼風
足元のフランスギクを、潮風が揺さぶっていた。
函館市電 宝来町-青柳町 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T* RDPⅢ(+1)

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歓喜の港町
この日はダイヤモンドプリンセスが入港した。いつもの摩周丸がとても小さく見えた。
函館市電 十字街-末広町 HASSELBLAD 500CM Sonnar C 250mmF5.6 T* RDPⅢ(+1)

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こかげ
6月の日差しはとても眩しく、道端の木蔭がそっと癒してくれた。
函館市電 十字街-宝来町 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T* RDPⅢ(+1)

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六月の坂道
振り返れば函館山の深緑が目に飛び込んできた。
函館市電 宝来町-青柳町 HASSELBLAD 500CM Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T*+2XE RDPⅢ(+1)

Vol.2008

 

2025年7月 3日 (木)

久しぶりの江ノ電 江ノ島あたり   服部一人

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少し前に所用で江ノ島に行って来た。お馴染みの江ノ電なので特に目新しいことは何もないのだが、路面電車区間で少しのあいだ撮影を楽しんだ。ちょうど夕日が沈む頃、うまい具合に富士山が見えたのがうれしかった。全国のトラムを訪ね歩いてはいるのだが、意外に足元の江ノ電とか都電には行かなくて少し反省している。

最近はこうしたローカル私鉄などを訪ねた折には写真もさることながら動画を中心に撮影することが多くなってきた。以前は動画は写真に比べて画質がやや不満だったが、いまは4Kの時代、動画はもはや動く写真だ。

装備もだんだんと凝ってきて近頃はこんな感じでジンバルをつけて手持ちで撮影することも多い。三脚でしっかりしたビデオ雲台を使ってなめらかなパンをした映像も見ていて気持ちがいいが、今のジンバルはとても高性能になっており、この装備を手持ちで軽く振るだけで三脚につけて撮ったかのようなスムーズなパンの映像が撮れる。

欠点としてはけっこう重いので腕が疲れるが、お手軽なので重宝している。撮影から戻って簡単に編集して見るだけなのだが、音が出て動くというだけで鉄道のような被写体はぐっと臨場感が増してつい何度も見てしまう。

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FUJI X-T3  XF16-55/2.8  XF90/2                   VOL.2007

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