2026年5月15日 (金)

春らんまん-小湊鐵道2026②  深川俊一郎

久しぶりに訪れた小さな駅は、花見客で溢れていました。
地元の方々の粋な計らいで、待ちに待った春の宴が始まります。

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桜小駅
日が暮れると息をのむほどに神秘的な一幕が始まる。
最終列車が去ってゆくと花の陰から静かに月が昇ってきた。
小湊鐵道 飯給 HASSELBLAD 203FE Distagon FE 50mmF2.8 T* RVP100

Vol.2117

2026年5月 3日 (日)

春らんまん-小湊鐵道2026①  深川俊一郎

都会の桜が散り始める頃、待ちに待った里山の桜が咲き始めます。
この小さなローカル鉄道も、一番の人出を迎えます。

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改札口
小さな改札口の向こうにはどんな世界があるのか。
小湊鐵道 高滝 HASSELBLAD 203FE Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ

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なばなの駅
甘くてむせるような香りで溢れていたホーム。
小湊鐵道 上総久保 HASSELBLAD 203FE Tele-Tessar FE 250mmF4 T* RVP100

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春らんまん
春の散歩道には1両編成の小さな列車がよく似合う。
小湊鐵道 上総牛久-上総川間 HASSELBLAD 203FE Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ

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花見列車
列車を包み込むほどの桜並木に、車内では歓声が上がっていることだろう。
小湊鐵道 高滝-里見 HASSELBLAD 203FE Distagon FE 50mmF2.8 T* RVP100

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散り始め
花が散り始めると、なんだか急に寂しくなる。
小湊鐵道 上総大久保 HASSELBLAD 203FE Tele-Tessar FE 250mmF4 T* RVP100

Vol.2113

2026年4月21日 (火)

地元の桜2026  深川俊一郎

年齢とともに桜が待ち遠しく、咲き始めから儚く散るまでを、感慨深く眺めるようになりました。
地元の桜の多くが樹齢70年を超えますが、この景観がいつまでも続くよう、陰ながら応援しています。

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お濠の桜1
たまに来る特急列車に出くわすと、ちょっと得した気分だ。
中央本線 飯田橋-市ヶ谷 HASSELBLAD 203FE Distagon FE 50mmF2.8 T* RVP100

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お濠の桜2
水面のさざ波が寝静まると、厳かな舞台が幕を開ける。
中央本線 飯田橋-市ヶ谷 HASSELBLAD 203FE Planar FE 110mmF2 T* RVP100

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お濠の桜3
早起きの花見は気持ちがいいものだ。
中央本線 飯田橋-市ヶ谷 HASSELBLAD 203FE Distagon FE 50mmF2.8 T* RVP100

Vol.2109

2026年4月 9日 (木)

北へのいざない-2026大寒④  深川俊一郎

気が付けば清明が過ぎ、このタイトルも季節外れになってきました。
そろそろコマを進める前に、寂しげだった東の果ての夕暮れ時をご覧ください。

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帰途
市街地にひっそり佇む東釧路駅は、私の好きな駅の一つだ。
周りの喧騒から取り残されたように、静かな時間が流れている。
根室本線 東釧路 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T* RDPⅢ

Vol.2105

2026年3月27日 (金)

北へのいざない-2026大寒③  深川俊一郎

夜中のうちに暴風雪警報が発令されました。「大荒れ」「吹きだまり」「ホワイトアウト」など危険を連想させる言葉が飛び交います。
果たして列車は朝から運休が決まりました。

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暴風雪
目の前の踏切が今にも消えてしまいそうだ。
次第に方向感覚が奪われてゆく。
宗谷本線 下沼-豊富 HASSELBLAD 500CM Sonnar C 150mmF4 T* RDPⅢ

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白魔
その日やって来たのは除雪車だけだった。
吹きだまりの波を泳ぐようにかき分けていった。
釧網本線 佐久-天塩中川 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T* RDPⅢ

Vol.2101

2026年3月15日 (日)

北へのいざない-2026大寒②  深川俊一郎

久しぶりに訪れた道東では、車両がすっかり新型に変っており、そこで45年ほど前にも同じ気持ちを味わったことを思い出しました。
北海道の鉄道風景を象徴していたツートンカラーのキハ22の置き換えとして、不細工な朱色一色のキハ40が導入された時のことです。
どうしても好きになれなかったそのキハ40も、昨日3月14日のダイヤ改正で定期運行が終了したとのこと。何とも時の流れを感じます。
それはともかく、今はこの無機質で味気ない新型のH100形を、何とか北海道の鉄道風景に生かせないかと考え始めたところです。

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冷月夜
厳冬期の冷たい月が大地を照らした。
やがて現れたLEDのヘッドライトはそれにも勝る冷たさだった。
釧網本線 標茶-茅沼 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T* RDPⅢ

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残月
西の空の残月が静かに眠りにつこうとしている。
入れ替わるように強烈な朝陽が大地を揺さぶり起こした。
釧網本線 茅沼-塘路 HASSELBLAD 500CM Sonnar C 250mmF5.6 T* RDPⅢ

Vol.2097

2026年3月 3日 (火)

北へのいざない-2026大寒①  深川俊一郎

雪の便りが届くと、本能的に心が北へ向かいます。
函館から先に足を延ばすのは何と1年ぶりのことですが、前から気になっていた場所や撮りたかったシーンを求めて雪原に立ちました。
これから数回に亘り、少しずつご覧いただきます。
まずは空知平野を疾走する函館本線の特急列車です。移動で乗ることは多々ありますが、撮るのは実質初めてです。その車窓は、激しい雪雲の流れや目まぐるしく変わる大地の表情が堪能でき、いつか撮りたいと思っていました。
そして今どきの列車としてとしてはとてもカッコよく魅力的なことも、大いに写欲が湧く理由なのです。

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深雪晴
厚い雪雲が見る見る去っていった。
たなびく雪煙はゆっくりと朝陽に飲み込まれていった。
函館本線 江部乙-妹背牛 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T* RDPⅢ(+1)

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遥かな大地
振り返ると白い空知平野が広がっていた。
聞こえるのはすぐそこでキツツキが木を叩く音と、遠くから微かに届いた列車の音だけだ。
函館本線 江部乙-妹背牛 HASSELBLAD 500CM Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T*+2XE RDPⅢ

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凍晴
光る雪面は眩しく目を開けるのがやっとだった。
カラフルな列車の色合いがいつまでも瞼に焼き付いていた。
函館本線 江部乙-妹背牛 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T* RDPⅢ(+1)

Vol.2093

2026年2月18日 (水)

あの夏のレールバス②  深川俊一郎

前回に続き、昭和55年夏、わずか1回限りとなってしまった、現役時代の南部縦貫鉄道訪問の記録です。
その頃はminolta XDにカラーを、minolta XEにモノクロを入れて、撮影しており、モノクロは主にスナップが中心でした。
前回はカラーだったので、今回はモノクロをご覧いただきます。今となっては稚拙な写真であることをお許しください。

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発進
マニュアル車のようにギアチェンジしているのがとてもカッコよかった。
運転台の後ろは荷物スペースだった。
南部縦貫鉄道 車内 minolta XE MC W.ROKKOR 35mmF1.8 TX

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夏休み
長い直線の傍らに小さな駅があった。
木造りのホームは子供たちでいっぱいだった。
南部縦貫鉄道 車内 minolta XE MC W.ROKKOR 35mmF1.8 TX

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車内改札
料金箱がないので、車掌さんが切符を売っていた。
薄っぺらい椅子から伝わる振動が心地よかった。
南部縦貫鉄道 車内 minolta XE MC W.ROKKOR 35mmF1.8 TX

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昼下がり
どのアイスにしようかなかなか決まらないのは、子供も大人も同じだ。
工藤パンのケースには、今や有名になったイギリストーストが入っていたのだろうか…
南部縦貫鉄道 七戸 minolta XE MC W.ROKKOR 35mmF1.8 TX

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線路端
何がいたの?
線路端は身近な遊び場だった。
南部縦貫鉄道 盛田牧場前-七戸 minolta XE MD TELE ROKKOR 200mmF4 PX

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待合室
中央線の中野駅と比べてしまい、思わず笑ったことを覚えている。
夕刻にたった1個の裸電球のスイッチを入れたのは、車掌さんだった。
南部縦貫鉄道 中野 minolta XE MC W.ROKKOR 35mmF1.8 PX

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列車交換
小さな駅の列車交換は、少し寂しげだった。
それでも僅かな待ち時間が楽しかった。
南部縦貫鉄道 天間林 minolta XE MC W.ROKKOR 35mmF1.8 PX

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終列車
野辺地駅に戻ってきて、そういえばレールバスの顔写真を撮っていないことに気づいた。
振り返って跨線橋から、終列車をしんみり眺めた。
南部縦貫鉄道 野辺地 minolta XE MC W.ROKKOR 35mmF1.8 PX

Vol.2089

2026年2月 6日 (金)

あの夏のレールバス①  深川俊一郎

ここ2回、久しぶりに対面したレールバスをご覧いただきましたが、今回は一気に時代を遡ります。

昭和55年は確か冷夏だったと記憶しています。
前年の昭和54年夏に、初めての北海道撮影行に臨んだ私は、翌年の夏は何故か東北にいました。高校2年生です。
青森駅桟橋待合室で夜を明かし、北を目指す連絡船に乗らない自分に、得も言われぬ罪悪感にも似た侘しさを覚えました。
結果的にそのあと幾度となく北海道に渡ることになるのですが、その時は初の北海道の後に、東北も知るべきだと理由をつけて、海峡を渡ることなく過ごしたました。
そしてわずか1回限りとなりましたが、南部縦貫鉄道を訪れることになったのです。

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小さな貨物列車
小さな鉄橋を短い貨物列車がやってきた。
まるでプラレールのようだと喜んでしまった。
南部縦貫鉄道 盛田牧場前-七戸 minolta XD MC W.ROKKOR 35mmF1.8 KR

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長い坂道

長い坂道の向こうまでレールが見渡せた。
車体を左右に小刻みに揺らしながら、カタコト走る後姿が愛らしかった。
南部縦貫鉄道 営農大学校前-盛田牧場前 minolta XD MD TELE ROKKOR 135mmF2.8 KR

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寂しげな夏
今からは考えられないほど涼しい夏だった。
ファインダー越しに見た夏の旅人が寂しげだった。
南部縦貫鉄道 中野-営農大学校前 minolta XD MD TELE ROKKOR 135mmF2.8 KM

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かえりみち
小さな駅は細い坂道の上にあった。
お盆を過ぎて、半袖では少し涼しかった。
南部縦貫鉄道 中野-営農大学校前 minolta XD MC W.ROKKOR 35mmF1.8 KM

(撮影区間はおぼろげな記憶であることをお許しください)

Vol.2085

2026年1月24日 (土)

秋天のレールバス②  深川俊一郎

本来は夕景を楽しみにしていたのですが、荒天の予報で残念ながら撮影会は早めの切り上げになりました。それでも持ちこたえた秋空のもと、愛らしい姿をじっくり堪能することができました。
現役時代に訪れたのは1回きり。昭和55年8月、高校2年の夏休みでした。その後私は、上越線に北海道に只見線と夢中で撮り込んでいたため、この小さな鉄道に目を向ける余地がなかったことに、今更ながら言いようのない後悔の念に駆られるのでした。

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秋天のレールバス6
秋風にのって、微かに雨雲の匂いがした。
南部縦貫鉄道 七戸 HASSELBLAD 203FE Distagon FE 50mmF2.8 T* RVP100

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秋天のレールバス7
ぺったんこの椅子にエンジンの振動が心地よい。
南部縦貫鉄道 七戸 HASSELBLAD 203FE Distagon FE 50mmF2.8 T* RVP100

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秋天のレールバス8
油の匂いが記憶の引き出しを開けてくれた。
南部縦貫鉄道 七戸 HASSELBLAD 203FE Distagon FE 50mmF2.8 T* RVP100

Vol.2081

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