2024年2月12日 (月)

路面電車紀行-少雪の函館市電2024  深川俊一郎

暖冬と予報されたとおり、雪が少なく乾いた路面が続く函館の街でした。
金太郎塗りの非広告車輛812号に出会いました。530号ほど古くないですが、なかなかいいものです。

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遅い朝①
引きずる眠気を、せわしない朝が追いかけてくる。
函館市電 杉並町 HASSELBLAD 500CM Sonnar C 250mmF5.6 T* E100(+1)

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暖かな窓辺
オイルの匂いが漂う車内は、いつまでもウトウトしながら乗っていたくなる。
函館市電 車内 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 E100(+1)

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遅い朝②
電停の時計は既に9時を過ぎていたが、なかなか朝陽が届かない。
函館市電 十字街 HASSELBLAD 500CM Sonnar C 250mmF5.6 T* E100(+1)

Vol.1835

2024年1月30日 (火)

北へのいざない-沈黙の駅  深川俊一郎

さいはての駅に初めて降り立ったのは、今から45年も前のことでした。(もちろんその時は有人駅でした)
何もありませんが、そこだけ満たされた時間が溢れていたのをよく覚えています。

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沈黙の駅

その駅は変わらずにそこにあった。
次の列車がいつやって来るかも分からないのに、駅があるだけでホッとするのは何故だろうか。
宗谷本線 抜海 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 RDPⅢ(+1)

Vol.1831

2024年1月18日 (木)

冬ざれの真岡鉄道②  深川俊一郎

朝は霜が降りるほどの冷え込みでした。
穏やかな冬晴れのもと、小さな汽車たちが駆けてゆきました。

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残り柿
赤い機関車に残り柿がよいアクセントだ。
真岡鉄道 寺内-真岡 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T* RDPⅢ

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小春空
澄み切った冬空の向こうから汽笛が聞こえてきた。
真岡鉄道 寺内-真岡 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ

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早い西日
早い西日が物寂しさを誘う。
真岡鉄道 北真岡-西田井 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ

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たそがれ
穏やかだった一日の終わり。
真岡鉄道 寺内-真岡 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T* RDPⅢ

Vol.1827

2024年1月 6日 (土)

冬ざれの真岡鉄道  深川俊一郎

長閑な関東平野をゆく真岡鉄道を、久々に訪れました。
土日にはC12が、白い煙を吐いてその姿を楽しませてくれます。

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冬ざれ
川面にシルエットが細かく揺れていた。
真岡鉄道 北真岡-西田井 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ

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汽車が来た①
終着駅の2階は絶好の展望台だ。
真岡鉄道 茂木 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ

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汽車が来た②
冬の日差しに黒い車体が鈍く光る。
真岡鉄道 茂木 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ

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暖かな師走
午後の公園は暖かで穏やかだった。
真岡鉄道 天矢場-茂木 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ

Vol.1823

2024年1月 3日 (水)

「Rail-On 謹賀新年号 4号車」  深川俊一郎

本年もよろしくお付き合いいただきたく、お願い申し上げます。
2024年は、長らく通っていた根室本線の富良野-新得間が3月31日をもって終焉を迎えます。私にとって一区切りとなります。
2月3日に写真集を発刊、そして3月8日から富士フォトギャラリー銀座で写真展を開催します。6×6判のフィルムカメラでの作品スタイルを最大限生かすべく、只今準備中です。
近くなりましたら、このブログでもご案内させていただきますので、よろしくお願いいたします。
残された日々は少ないですが、最期の冬を瞼に焼き付けるべく、臨みたいと思います。
(新年早々の能登半島の地震につきましては、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。)

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氷雪のみち

朝の列車が去った頃、深い山あいの道にもようやく朝陽が差してきた。
それでも次の列車がやってくる午後には、もう日が陰っているだろう。
根室本線 布部-山部 HASSELBLAD 500CM Sonnar C 150mmF4 T* E100

Vol.1819

2023年12月31日 (日)

2023 今年の1枚 桜前線北へ  深川俊一郎

今年も一年お付き合いいただき、ありがとうございました。
根室本線の富良野-新得間は、今年の4月から最後の1年のカウントダウンが始まりました。次の季節はないということで、常に頭に「最後の」をつけながら臨んできました。
今年の1枚「桜前線北へ」は、文字通り桜前線を追いかけて、東京では葉桜の緑も濃く初夏の陽気の頃、ようやく訪れた春のありがたさを実感しながら撮った一コマです。
2023年の桜開花は観測史上最早を記録しながらの北上でしたが、沿線のエゾヤマザクラの開花予測は難しく、「平年より大幅に早い」予測に対し4月下旬に雪が降るなど、結局平年より少しだけ早い開花となりました。
それでもつぼみがピンクに膨らむと、暖かな陽光を浴びて一気に開花し、気が付けば満開という大地の力強さを実感できたことは、最後の春にもらったかけがえのない贈り物です。
それでは皆さまどうぞよいお年をお迎えください。

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桜前線北へ
根室本線 金山-東鹿越 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ

Vol.1814

2023年12月18日 (月)

遅い秋-小湊鐵道2023  深川俊一郎

夏と冬が交錯するような昨今ですが、ちゃんと秋もありました。
暦は既に冬ですが、静かに訪れた遅い秋です。

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黄色い朝
小さな駅が隠れてしまいそうな大きないちょう。
小湊鐵道 上総大久保 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ

23040
遅い秋
静かで暖かだった遅い秋。
小湊鐵道 上総鶴舞-上総久保 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T* RDPⅢ

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黄落
ひと風ごとに冬が近づいてくる。
小湊鐵道 上総鶴舞-上総久保 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T* RDPⅢ

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秋光やわらか
光る穂波がいつまでも瞼に残っていた。
小湊鐵道 上総牛久-上総川間 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T* RDPⅢ

Vol.1810

2023年12月 6日 (水)

根室本線-大地の軌跡⑤  深川俊一郎

最後の秋は、暑かった夏の名残で、いつもより暖かに感じました。
10月に入っても紅葉の進みは遅く、それでいて気が付けばすぐそこに冬が近づいてきているのです。

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冬支度の大地

冷たい朝霧の向こうから冬支度の山が現れた。
澄み切った朝陽の暖かさを背中に感じた。
根室本線 山部-下金山 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ(+1)

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露寒


冷ややかな靄に飲み込まれた朝だった。

しっとりと露を纏って、森はゆっくりと目を覚ました。
根室本線 金山-東鹿越 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T* RDPⅢ(+1)

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葉擦れの森


葉擦れの合唱が頭上に響き渡る。

一陣の風を残して列車は去っていった。
根室本線 金山-東鹿越 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ(+1)

23039
深秋の峠道


列車が来ない長い時間がゆっくりと流れてゆく。

次の秋も、きっと何事もなかったように訪れることだろう。
根室本線 金山-東鹿越 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T* RDPⅢ(+1)

Vol.1806

2023年11月24日 (金)

路面電車紀行-秋涼の函館市電2023②  深川俊一郎

箱館ハイカラ號が四シーズンぶりの通常運行です。
お洒落で可愛らしいその姿は、やはり函館の街になくてはならない存在です。

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のんびりゆこう
秋の空に夏の名残の雲が同居していた。
函館市電 競馬場前-深堀町 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ

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優雅な休日
珍しく人通りが少なかった日曜日の電車通り。
函館市電 末広町-大町 HASSELBLAD 201F Planar FE 110mmF2 T* RDPⅢ

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秋色の坂道
午後になると函館山の方から少し涼しい風が吹いてきた。
函館市電 末広町-大町 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T* RDPⅢ(+1)

Vol.1802

2023年11月12日 (日)

路面電車紀行-秋涼の函館市電2023①  深川俊一郎

函館市の一斉清掃日に、語呂合わせで530号が「ごみゼロ号」として走りました。
日中は汗ばむほどの秋空のもと、重厚な音を響かせながらその姿を見せてくれました。
箱館ハイカラ號の運転期間中に530号が走るのは珍しいことで、ハイカラ號の姿も次回ご覧いただきます。

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秋の空
静かな車庫に飛行機の轟音が響き渡る。そういえば函館空港はすぐそこだ。
函館市電 駒場車庫 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ

23036
準備万端
530号は何とも言えない風格が漂う。冷房機が付いていないオリジナルな姿は北海道ならではだ。
函館市電 駒場車庫前 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ

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古参同士
珍しい古参同士のすれ違い。時刻の予測が難しく、全速力で走って追いかけたが、これが精いっぱいだった。
函館市電 競馬場前-深堀町 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T* RDPⅢ

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潮風

嬉しい無料で車内は満員だ。エコバックのプレゼントもあった。
函館市電 十字街-末広町 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T* RDPⅢ(+1)

Vol.1798

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