2019年12月 6日 (金)

キハ205化粧直し-ひたちなか海浜鉄道  深川俊一郎

この秋キハ205が、眩しいほどの化粧直しをして出場しました。
ペンキの匂いを振りまいて、のどかな田園をゆっくり走ります。

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準備万端
塗装を輝かせて静かに出番を待つ。
ひたちなか海浜鉄道 那珂湊 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*

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西日の印象
西日に映える二色塗りの気動車が、郷愁の彼方へといざなう。
ひたちなか海浜鉄道 中根-高田の鉄橋 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*

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小春日和
早い日暮れに、野焼きの煙が微かに揺れていた。
ひたちなか海浜鉄道 金上-中根 HASSELBLAD 201F Planar FE 110mmF2 T*

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暮色
影絵のような枝ぶりが少し寂しかった暮色。
ひたちなか海浜鉄道 金上-中根 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T*

Vol.1302

2019年11月24日 (日)

遥かなる旅愁-行く秋②  深川俊一郎

抜けるような深い秋空が、色彩を解き放ち、ゆっくりと照度を失ってゆきます。
薄暮から宵闇へ、荘厳な世界が繰り広げられます。

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宵闇迫る

残照のグラデーションに意識がうっすらと吸い込まれてゆく。
稜線が蒼く冷たいシルエットを描いている。
根室本線 山部-下金山 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*

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月夜煌々

月明かりのスクリーンが陰影に浮かび上がる。
星がゆっくりと散歩している。
根室本線 山部-下金山 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*

Vol.1298

2019年11月12日 (火)

遥かなる旅愁-行く秋  深川俊一郎

流れる季節を追いかけて北の大地までやってくると、そこにはもう秋のうしろ姿がありました。
風音は遠い空の向こうへ、そして鉄路の彼方からは次の季節の便りが届くのです。

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初霜

最近まで半袖を着ていた身にとって、氷点下の朝は気が引き締まる。
季節が早送りされたかのようだ。
根室本線 下金山-金山 HASSELBLAD 201F Planar FE 110mmF2 T*

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つめたい朝

冷たい朝霧が深い森に吸収されてゆく。
光と陰の狭間には、次の季節への予感がある。
根室本線 金山-東鹿越 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T*

19051
行く秋

秋が遠い山の向こうへと去ってゆく。
門番の踏切は寡黙にそれを見守っている。
根室本線 山部-下金山 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T*

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早い日暮れ

向こうの山は名残の西日でまだ燃えている。
早々と青く陰った鉄路が妙に寒々しい。
根室本線 山部-下金山 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T*

Vol.1294

2019年10月30日 (水)

只見線がくれたもの-2019神無月  深川俊一郎

季節が一進一退を繰り返し、「異常な」という形容動詞が多用されるこの頃です。
それでも冷たい朝霧に包まれていると、着実に秋が深まってゆくのを肌で感じます。

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夢の続き
深い朝霧の奥に、赤いシグナルが瞬きだした。
眠気まなこには、まるで夢の続きのように見える。
只見線 若宮-会津坂下 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T*

19048
薄黄色のホーム
夜が明けてみれば、田んぼはすっかり薄黄色に染まっていた。
朝霧の向こうから、列車のタイフォーンが微かに聞こえてきた。
只見線 若宮 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T*

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お出迎え
一日一回の通学列車が到着した。
クロちゃんはいつもどこかでさりげなく出迎えている。
只見線 会津坂下 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*

Vol.1290

2019年10月18日 (金)

片隅の秋-小湊鉄道  深川俊一郎

暑さが一息ついた頃、線路端は可憐な花々で彩られます。
静かな里に、穏やかな空気がゆっくりと流れてゆくのです。
(2度の大きな台風で被害にあわれた方々には、心よりお見舞い申し上げます)

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片隅の秋
忘れかけていた季節を呼び覚ますような、片隅の秋。
小湊鉄道 高滝 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*

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彼岸の頃
曼珠沙華が踊っていた彼岸の線路端。
小湊鉄道 高滝-里見 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T*

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秋風とともに
列車が残した柔らかな風が心地よい。
小湊鉄道 上総鶴舞-上総久保 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*

19047
秋桜の残像
目を閉じても脳裏に可憐な姿が残っていた。
小湊鉄道 上総鶴舞 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*

Vol.1286

2019年10月 6日 (日)

路面電車紀行-秋めく函館市電  深川俊一郎

汗ばむ陽射しを受けながらも、その光には秋の柔らかさを感じます。
行楽日和の函館界隈は、澄んだ空気で迎えてくれるのです。

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秋光
清々しい秋光が眩しくも心地よい。
函館市電 車内 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*

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ぬくもり
朝の窓辺の光が暖かく感じるようになってきた。
函館市電 車内 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*

19045
いつしか秋
見上げればすぐそこに秋がある。
函館市電 大町-函館どっく前 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*

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変わらない街
お洒落な街並みに、日常が同居している。
函館市電 十字街-末広町 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*

19046
行楽日和
波止場から見上げた八幡坂に、午後の光が溢れていた。
ハイカラ號の運行が終了する頃には、季節は一段と深まってゆくだろう。
函館市電 十字街-末広町 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T*

Vol.1282

2019年9月24日 (火)

遥かなる旅愁-名残の夏空  深川俊一郎

オホーツクにサケマスが帰ってくる頃、季節は折り返し点を迎えます。
恵みの大地からは、豊かな秋の便りが届くのです。

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豊かな大地

北の大地に実りの秋がやってきた。
速い雲は気まぐれに模様を描きながら去ってゆく。
釧網本線 南斜里-清里町 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T*

1904332
名残の夏空

名残の夏空を見上げていると、背中を秋の気配がかすめてゆく。
季節の狭間は何故か少し物寂しい。
釧網本線 北浜 HASSELBLAD 500CM Distagon CF 50mmF4 T*

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長い長い道

まっすぐな線路に乗って、夏の記憶が甦る。
あの森の向こうでは季節が曲がり角を迎えるのだろう。
富良野線 美瑛-美馬牛 HASSELBLAD 500CM Sonnar C 250mmF5.6 T*

Vol.1278

2019年9月12日 (木)

只見線がくれたもの-2019長月  深川俊一郎

過酷な残暑に後ろ髪を引かれつつも、暦は淡々と進みます。
夏の終わりはいつも寂しく、暑かった日々を静かに名残惜しむのです。

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遠い西日
澄みきった西日が映し出す夏の残像。
只見線 新鶴-若宮 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*

19040
夏の記憶

暑さが残る庭先のささやかな記憶。
只見線 新鶴-若宮 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*

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山並みけぶる

稜線が織りなす柔らかなグラデーション。
只見線 若宮-会津坂下 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T*

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庭先の夕べ

線路端の一日が静かに終わる。
只見線 若宮-会津坂下 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*

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残照

明日もきっと晴れるだろう。
只見線 若宮-会津坂下 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*


Vol.1274

2019年8月30日 (金)

只見線がくれたもの-2019葉月  深川俊一郎

長い長い梅雨が明けたかと思えばすぐに立秋を迎え、夏が置き去りにされたかのようです。
それでも儚い夏空を待ちきれなかったように蝉は鳴き続け、夏雲は踊るのです。

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蝉時雨

深い谷に川音と蝉時雨が合唱する。
列車ではその車窓に歓声が上がっていることだろう。
只見線 滝谷-会津桧原 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*

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盛夏

夏休みに旧塗装の懐かしい列車がやってきた。
水辺の駅のささやかな賑わい。
只見線 会津川口 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*

19042
夏模様

山並みの向こうから実に夏らしい雲が湧きだしてきた。
出穂間近の田んぼの緑と相まって、真夏を演出してくれる。
只見線 若宮-会津坂下 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T*

Vol.1270

2019年8月18日 (日)

やってきた夏-三岐鉄道北勢線②  深川俊一郎

遅れていた季節を取り戻すかのような勢いで、激しい夏がやってきました。
気が遠くなりそうな暑さの中に、ふと遠い記憶を呼び起こすかのような瞬間があるのです。

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炎暑
炎暑に耐える踏切が、真夏の向日葵のようだ。
麻生田 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*

19039
夏の細道
クマゼミの鳴き声と踏切の音が、賑やかに競い合う夏の真昼。
麻生田 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*

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深緑の森へ
小さな鉄路が、深い森の中へ吸い込まれてゆく。
麻生田-阿下喜 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T*

19039_20190816201701
いつかの散歩道
蝉取りの少年が、追憶の彼方へ駆けてゆく。
穴太-東員 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*

Vol.1266

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