2021年10月12日 (火)

遥かなる旅愁-寂しげな夏④  深川俊一郎

釧路から先の根室本線は、いつの季節も少し寂しげです。
やっとここまで来たかという感慨が、一気に湧いてくるのです。

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東へ

東への旅は、どこか単調で寂しい。
一瞬の太平洋が車窓をよぎると、やがて最東端の駅が現れる。
根室本線 車内 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ

Vol.1536

2021年9月30日 (木)

遥かなる旅愁-寂しげな夏③  深川俊一郎

長かった夏休みが終われば、駅にもいつもの表情が戻ってきます。
夏の終わりは一番寂しいと今でも思っています。

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夏の終わりに

強い陽射しの中にもどこか柔らかさが感じられる。
これから一日ごとに秋めいてゆくのだろう。
根室本線 十弗・利別 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ

Vol.1532

2021年9月18日 (土)

遥かなる旅愁-寂しげな夏②  深川俊一郎

豪雨と猛暑が目まぐるしく過ぎ去っていった夏。
終わってみればそこには一抹の寂しさがあります。

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行く夏

一足早くコスモスが満開になった。
暦の上ではもうとっくに秋だ。
根室本線 東釧路 HASSELBLAD 201F
Distagon FE 50mmF2.8 T*・Tele-Tessar FE 250mmF4 T* RDPⅢ

Vol.1528

2021年9月 6日 (月)

遥かなる旅愁-寂しげな夏  深川俊一郎

北の大地には似つかわしくないほどの暑さが続きます。
短いけれど夏らしい夏がそこにはありました。

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孤独な大地

乾いた大地が目を覚ます。
今日も暑くなりそうだ。
根室本線 山部-下金山 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* E100

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北の真夏日

朝から気温は30℃を突破した。
色鮮やかな真新しいラベンダー編成が緑に映える。
根室本線 野花南-富良野 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T* E100

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芳香の水辺

紫色の芳香が鼻をくすぐる。
森と水の空間が静かに安らぐ時。
根室本線 金山-東鹿越 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T* E100

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麦秋柔らか

こんがりと熟した麦の穂が柔らかく揺れている。
北の大地にも遅い夏がやってきた。
根室本線 布部-山部 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T* E100

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道なきみち

5年目の夏を迎え、鉄路は自然へと帰る瀬戸際だ。
再びこの道が開かれることはあるのだろうか。
根室本線 東鹿越-幾寅 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* E100

Vol.1524

2021年8月24日 (火)

路面電車紀行-広島電鉄2021盛夏  深川俊一郎

戦後76年目を迎えた猛暑の広島。
毎年この日は被爆電車として有名な650形が走ります。他にも各地出身の古参がその姿を見せてくれました。

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せわしい朝
せわしい朝の小さな電停に、元大阪市電の古参が登場した。
広島電鉄 小網町 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T* RDPⅢ

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祈りの時
8月6日の8:15には、650形がこの場所にやってくるダイヤが組まれている。
広島電鉄 原爆ドーム前-本川町 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T* RDPⅢ

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真夏の温もり
木の温もりが心地よい真夏の車内。
広島電鉄 車内 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ

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照り返し
照り返しで茹だるような真夏の繁華街に、元神戸市電の古参570形がやってきた。
広島電鉄 紙屋町東-本通 HASSELBLAD 201F Planar FE 110mmF2 T* RDPⅢ

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語り継ぐもの
復刻塗装の653号車もこの日は特別運行だ。
広島電鉄 市役所前-鷹野橋 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ

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長い西日
目抜き通りを長い西日が飴色に染めていた。
広島電鉄 原爆ドーム前-本川町 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T* RDPⅢ

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残照
篝火が静かに揺れていた夕べ。
広島電鉄 原爆ドーム前-本川町 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ

Vol.1520

2021年8月12日 (木)

早い梅雨明け-小湊鐵道  深川俊一郎

遅い梅雨入りから、一気に早い梅雨明けへ。その間には記録的な豪雨もあり、各地の被害に心が痛みます。
ここ小湊鐵道でも一部区間が不通であり、一日も早い復旧を願っています。

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あさつゆ
潤う朝の向こうには、真夏日が待っている。
小湊鐵道 上総川間-上総鶴舞 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* E100

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線路端の夏道
雲の切れ目から、夏の日差しが近づいてくる。
小湊鐵道 上総川間-上総鶴舞 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* E100

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早い梅雨明け
見ているだけで汗が噴き出してくる、夏の構図。
小湊鐵道 上総川間-上総鶴舞 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* E100

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夏列車
小さな赤い列車には、夏の想いがたくさん詰まっているのだろう。
小湊鐵道 高滝-里見 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* E100

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ひといき
木陰でいつまでも休んでいたくなる夏の日。
小湊鐵道 里見 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* E100

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休息
ささやかな風が吹いていた静かな駅。
小湊鐵道 里見 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* E100

Vol.1516

2021年7月30日 (金)

葡萄色の旅-大井川鐵道②  深川俊一郎

いよいよ本命の電気機関車と旧型客車です。
少し色褪せて年季の入った葡萄色が、郷愁の彼方へと誘います。
最初に沿線で下り列車を撮り、そして千頭からの上り列車で、待望の汽車旅です。

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川風にのって、甲高い汽笛と重厚な走行音が近づいてくる。
大井川鐵道 崎平-千頭 HASSELBLAD 201F Planar FE 110mmF2 T* E100G

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車窓の雄大な大井川に歓声が上がっているのだろう。
大井川鐵道 崎平-千頭 HASSELBLAD 201F Planar FE 110mmF2 T* E100G

走る姿を堪能すると、すぐに終点の千頭駅へ向かった。そこには待望の旧型電気機関車と旧型客車が休息していた。
そこで目に留まったのが、3号車(一番千頭寄りの車両)だ。オハフ33 215…白熱電球の車両だ。
既に確保している予約は座席まで指定されているようなので、急いで3号車にしてもらえるか聞くと、空いているとのこと。
かくして、何十年ぶりかの旧型客車の旅が始まった。

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遥かな年月を感じさせる佇まい。
大井川鐵道 千頭 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* E100G

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蒸気機関車現役世代にギリギリ入らない私にとっては、この組み合わせが琴線に触れる。
大井川鐵道 千頭 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* E100G

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それぞれのボックスでそれぞれの旅が始まる。
大井川鐵道 千頭 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* E100G

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車窓を流れる風景一つ一つが夏を先取りしてゆく。
大井川鐵道 車内 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* E100G

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トンネルに入るとそこには電球の温かな世界があった。

大井川鐵道 車内 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* E100G


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駅に停車すると、生暖かい風に混じってブレーキの鉄粉が漂う。汗ばんだ肌にこびりついた鉄臭さが、夏の旅の記憶を呼び覚ます。

大井川鐵道 車内 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* E100G


葡萄色の旅

Vol.1512

2021年7月18日 (日)

葡萄色の旅-大井川鐵道  深川俊一郎

大井川鐵道を撮影するのは、記憶の中では初めてかもしれません。
急に思い立ったのは、電気機関車が牽引する旧型客車列車が走ると聞いたからです。
葡萄色の旧型電気機関車や旧型客車には特別な思い入れがあるのですが、それは次回に取っておくとして、まずは前座の様々な楽しい列車たちです。

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汽車がきた
曇り空の向こうから、笑顔のトーマスがやってきた。
大井川鐵道 青部-崎平 HASSELBLAD 201F Planar FE 110mmF2 T* RDPⅢ

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湿った風
少し重たく湿った川風が、肌にまとわりつく。
大井川鐵道 青部-崎平 HASSELBLAD 201F Planar FE 110mmF2 T* RDPⅢ

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茶葉香る
黄緑色の茶畑に、色褪せた緑の電車がよく似合う。
大井川鐵道 青部-崎平 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T* RDPⅢ

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大いなる流れ
水量は少ないが、山間部に架かる大きな鉄橋は汽車旅の醍醐味だ。
大井川鐵道 崎平-千頭 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T* E100G

Vol.1508

2021年7月 6日 (火)

緑めざめる-小湊鐵道③  深川俊一郎

緑のグラデーションが単調になってくると、今度は紫陽花が慎ましくも華やかに咲き誇ります。
空は眠たげで、少しうっとおしい日々が続きます。

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遅い梅雨入り
忘れ去られた向こうのホームは自然の花壇だ。
小湊鐵道 高滝 HASSELBLAD 201F Planar FE 110mmF2 T* RDPⅢ

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雨の匂い
パステルカラーの花序が雨雲を誘う。
小湊鐵道 高滝-里見 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ

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青い小世界
線路端で見つけた小さな物語。
小湊鐵道 月崎-上総大久保 HASSELBLAD 201F Planar FE 110mmF2 T* RDPⅢ

Vol.1504

2021年6月24日 (木)

キハ40との再会-小湊鐵道  深川俊一郎

只見線で昨年まで活躍していたキハ40が、小湊鐵道で第二の人生を送ることになりました。
私にとって一区切りをつけた只見線から、身近な小湊鐵道でまた再会することになるとは、なんというご縁でしょうか。
60年ぶりの「新形式車両」と言えども、沿線や駅の雰囲気を壊さないその姿に、ほっと一安心です。
今回乗車はできませんでしたが、クロスシートでの小さな旅がとても楽しみです。


当ブログは9周年を迎えたばかりですが、回数も1,500回を数えました。引き続きご覧いただきますよう、お願い申し上げます。

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会津盆地と一瞬勘違いしたしまった初夏の水田。
小湊鐵道 上総村上-海士有木 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ

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只見線では見られなかった、1両で走る姿が愛らしい。
小湊鐵道 馬立-上総牛久 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ

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会津坂下駅と思いきや、いつものキハ200と顔を合わせ、ここが千葉県なのだと実感する。
小湊鐵道 上総牛久 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T* RDPⅢ

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草いきれに緑色の塗装がよく似合う。
小湊鐵道 海士有木-上総三又 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T* RDPⅢ

Vol.1500

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