2019年8月18日 (日)

やってきた夏-三岐鉄道北勢線②  深川俊一郎

遅れていた季節を取り戻すかのような勢いで、激しい夏がやってきました。
気が遠くなりそうな暑さの中に、ふと遠い記憶を呼び起こすかのような瞬間があるのです。

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炎暑
炎暑に耐える踏切が、真夏の向日葵のようだ。
麻生田 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*

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夏の細道
クマゼミの鳴き声と踏切の音が、賑やかに競い合う夏の真昼。
麻生田 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*

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深緑の森へ
小さな鉄路が、深い森の中へ吸い込まれてゆく。
麻生田-阿下喜 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T*

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いつかの散歩道
蝉取りの少年が、追憶の彼方へ駆けてゆく。
穴太-東員 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*

Vol.1266

2019年8月 6日 (火)

やってきた夏-三岐鉄道北勢線  深川俊一郎

北方志向の私も、この時期は暑い夏を求めて西へ旅立ちます。
小さなナローゲージの鉄道には、心と身体に染み入る、夏の郷愁がありました。

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やってきた夏
雨雲は残っていたが、今日こそ梅雨明け宣言が出るだろう。
西桑名-馬道 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*

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いってらっしゃい
夏を迎え、心なしか皆さんの表情も明るい。
馬道 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*

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まぶしい朝
小さな駅が人と電車であふれかえる。
馬道 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*

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小さな旧駅
わずかな日陰が嬉しい小さなホーム。
馬道 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*

Vol.1262

2019年7月24日 (水)

恋しい青空-小湊鉄道  深川俊一郎

これだけ長い梅雨空の下にいると、さすがに気分が沈んできます。
暦は進んでも季節は足踏みし、気ばかり焦るこの頃です。
この記事が公開される頃には梅雨が明けていることを願って・・・

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恋しい青空
蝉も向日葵もじっと耐えている
小湊鉄道 高滝 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*

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見えない夏
夏はどこへ行ったの
小湊鉄道 車内 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*

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寂しいトロッコ
楽しいはずのトロッコもどこか寂しげ
小湊鉄道 上総久保-高滝 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T*

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まちぼうけ
キミはここでいつまで待っているの
小湊鉄道 高滝 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*

Vol.1258

2019年7月12日 (金)

遥かなる旅愁-残雪の秀峰  深川俊一郎

北海道の旅の起点、函館を出発し、最初のハイライトがここ、大沼国定公園です。
その中心である駒ヶ岳は、見る方向で姿を変え、変化に富んだ表情が楽しめるのです。

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駿足


残雪眩しい裾野を軽やかに走ってゆく。
高速カーブは、振子式キハ281の本領発揮だ。
函館本線 東山-姫川 HASSELBLAD 201F Planar FE 110mmF2 T*

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残雪眩し


駒ヶ岳の東側を走る通称渡島支線は、普段は特急が走らない静かな線だ。
この方向からだと、見慣れた姿とは少し違う重厚な装いが楽しめる。
函館本線 渡島砂原-掛澗 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*

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蝦夷富士遠望


振り返れば内浦湾のはるか向こうに羊蹄山がそびえていた。
澄みきった早春の空気は遠近感も歪めてしまう。
函館本線 渡島砂原-掛澗 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T*

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静かな湖畔


大沼トンネルを抜ければ車窓右手に小沼が広がり、その向こうに秀峰、駒ヶ岳が現れる。
走る列車は変われど、車窓のハイライトはいつまでも変わらない。
函館本線 仁山-大沼 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*

Vol.1254

2019年6月30日 (日)

追悼・おさむクン-ひたちなか海浜鉄道  深川俊一郎

那珂湊駅にいつもいた、おさむクンが旅立ちました。
鈍色の梅雨空のもと、とても悲しい便りでした。

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出札業務

日課の出札業務。

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真昼の構内

日課の巡回。

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こんにちは

日課のごあいさつ。

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改札にて

日課のお見送り。

ひたちなか海浜鉄道 那珂湊 HASSELBLAD  201F・500CM Distagon CF 50mmF4 T*


Vol.1250

2019年6月18日 (火)

路面電車紀行-函館市電に春来たる②  深川俊一郎

元町の賑わいを過ぎて、車窓に素朴な街並みが見えてくると、終点の函館どっく前が近づきます。
観光客の姿も少なくなり、玄関先にねこたちがやってきました。

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井戸端会議


昼下りの電車道は、ご婦人たちにも、ねこたちにも心地よい陽気だ。
ふとした眠気を電車の重い音がかき消してゆく。
函館市電 大町-函館どっく前 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*

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あそぼうよ


子供たちがねことじゃれ合ったかと思えば、嵐のように去っていった。
陽が傾くと、風が少し冷たくなってきた。
函館市電 大町-函館どっく前 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*

Vol.1246

2019年6月 6日 (木)

ブログ7周年記念 路面電車紀行-函館市電に春来たる  深川俊一郎

いつもご覧いただきありがとございます。当ブログも6月で7年が経ち、8年目に入りました。
回数では記事の通算で1,200回を超え、私個人でも250本を数えます。ブログを継続することで、自分の作品作りのリズムにも少なからずよい影響をもたらしていると勝手に思っています。
これからもお付き合いのほど、お願い申し上げます。
3年前に北海道新幹線が開業して以来、春の函館市電訪問がすっかり恒例になりました。
今年は平成のラストショットと、令和のファーストショット、仕事を挟んで短期間に2回函館市電を訪れました。
3月のダイヤ改正で青函トンネルの速度が140㎞/hから160㎞/hへUP、そして念願の3時間台へ・・・確かに少し早い実感です。
新幹線に乗って北へ、そして市電と自分の足で撮り歩く。ささやかな北海道応援の意味も兼ねて、理想の撮影スタイルをこれからも続けていこうと思います。

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桜前線北へ
咲き始めの桜に洋館の白い壁が眩しかった。
函館市電 十字街-末広町 HASSELBLAD 201F Planar FE 110mmF2 T*

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坂の上の電停
花見へ急ぐ人たちが揺れていた坂の上の電停。
函館市電 青柳町 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T*

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陽春の坂道
一層重厚な音を響かせて530形も応援に加わった。
函館市電 青柳町-谷地頭 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T*

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行楽日和
暖かい陽気に誘われて賑わう坂にハイカラ號がよく似合う。
函館市電 十字街-末広町 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T*

19030
海風さわやか
振り返ると函館の街を摩周丸が見守っている。
函館市電 十字街-末広町 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar FE 250mmF4 T*

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大きな桜と小さな電車
マッチ箱のように小さな電車がスクリーンの中を去っていった。
函館市電 昭和橋-千歳町 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*

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長い夕陽
差し込む夕陽が函館駅前をドラマチックに映しだす。
函館市電 松風町-函館駅前 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*

Vol.1242

2019年5月24日 (金)

五月晴のキハ205-ひたちなか海浜鉄道  深川俊一郎

立夏を過ぎて、田んぼに水が湛えられる頃、久しぶりにキハ205が走りました。
聞けば検査前の最後の走りとのこと。五月晴れのもと、その姿を目に焼き付けました。

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五月晴れ

かなり褪せた塗装が、白日の下で少し現実離れした感じだ。
ひたちなか海浜鉄道 金上-中根 HASSELBLAD 201F Planar FE 110mmF2 T*

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午後の散歩

列車を眺めながら散歩ができる、素敵な細道。
ひたちなか海浜鉄道 金上-中根 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*

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薄緑の風

水田のさざ波が夏を呼んでいる。
ひたちなか海浜鉄道 金上-中根 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*

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線路端の囁き

列車が来ないささやかな時間は、静かで濃密な時が流れている。
ひたちなか海浜鉄道 金上-中根 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*

Vol.1238

2019年5月12日 (日)

只見線がくれたもの-2019皐月  深川俊一郎

東京が葉桜に衣替えしたと思ったら、もう雪国から開花の便りが届きます。
毎年のことですが、桜前線に誘われて身も心も一緒に北上してゆくのです。
 
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花舞台


古木の桜が田んぼまで大きく枝を伸ばしている。
一番列車が来たときには、もう陽が眩しいほどに昇っていた。
只見線 新鶴-若宮 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*
 
19023_4
息吹く


暖かな日が続くと、開花は一気に進む。
花の息遣いが伝わってくるようだ。
只見線 会津柳津-郷戸 HASSELBLAD 201F Planar FE 110mmF2 T*
 
19023_5
薄紅色の風


風のリズムにワンテンポ遅れて、枝垂桜が並んでゆっくり踊っている。
深い空色とのコントラストが目に沁みる。
只見線 会津柳津-郷戸 HASSELBLAD 201F Distagon FE 50mmF2.8 T*

Vol.1234

2019年4月30日 (火)

遥かなる旅愁-30年前に大地に帰った標津線  深川俊一郎

今日で平成が終わります。
この日に因んで何かテーマがないかと考えたとき、想いは30年前へと遡りました。
平成元年4月30日、30年前の今日、北海道の東の果て、根釧台地をのんびりと走る標津線が、大地に帰っていきました。
とても個人的なことで申し訳ないのですが、今なお北海道に魅せられ撮り続けているその原点は、標津線にあります。
とある本に載っていた、パイロットファームの中をぽつんと走る気動車(2色塗りのキハ22)の写真に、心は一瞬にして北へと馳せることになったのです。
高校1年の昭和54年に初めて北海道を訪れて以来、北へ東へと撮り歩くことになるのですが、きっかけとなった1枚に敵う写真は未だに撮れない気がします。
それでも根釧台地をのんびりと走っていた標津線と確かに向き合っていた証として、平成最後のこの日にご覧いただければと思います。

7907
遥かな大地・夏

ここ別海町は、牛の数が人の20倍と聞かされた。
草原の少し甘い匂いが頭上をかすめてゆく。
標津線 春別-協和 minolta XD MC W.ROKKOR 35mmF1.8 KM

83010
遥かな大地・秋

速い雲が季節を追い越してゆく。
色づくこの大地はどこまで続いているのだろうか。
標津線 奥行臼-別海 ROLLEIFLEX V Tessar 75mmF3.5 T EPR

Vol.1230

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