2017年12月 3日 (日)

清しい朝-小湊鉄道  深川俊一郎

遅い紅葉で有名な房総半島は、北国が冬の入り口に差しかかってからも、静かに秋の余韻が楽しめます。
澄んだ空気が秋の里を優しく包み込んでくれます。

17060
清しい朝


山の向こうから清しい朝が訪れる。
小湊鉄道 上総大久保 HASSELBLAD 201F  Planar FE 110mmF2 T*

17060_2
森の向こうから


森の向こうからすぅーっとレールが現れる。
小湊鉄道 月崎-上総大久保 HASSELBLAD 201F  Sonnar C 250mmF5.6 T*

17060_3
秋の里


柔らかな秋の光の中を、小さな列車が去っていった。
小湊鉄道 養老渓谷-上総中野 HASSELBLAD 201F  Planar FE 110mmF2 T*

Vol.1045

2017年11月21日 (火)

只見線がくれたもの-2017霜月2  深川俊一郎

立冬が過ぎれば、華やかだった紅葉が色あせては枯れ落ち、寂寥感に包まれます。
雪が来る前の一瞬の明るさは、儚さと共に次の季節への予感があるのです。

17057
目覚めの軌条


清らかな晩秋の光が、寝ぼけ眼に心地よい。
緩やかにカーブを描くレールは、夢の続きに連れて行ってくれそうだ。
只見線 入広瀬-上条 HASSELBLAD 201F Sonnar C 250mmF5.6 T*

17059_2
秋の夕陽に


秋の夕陽が温かく、そして静かに山里に降り注ぐ。
あと何日こんな穏やかな日があるのだろうか。
只見線 会津蒲生-只見 HASSELBLAD 201F Sonnar C 250mmF5.6 T*

170592
月影の小道


青い月明かりの夜は、体が浮き立つような不思議な感覚だ。
無言のレールは何処へ行くのだろうか。
只見線 入広瀬-上条 HASSELBLAD 201F Distagon CF 50mmF4 T*

Vol.1041

2017年11月 9日 (木)

只見線がくれたもの-2017霜月  深川俊一郎

最低気温が一桁になれば、深い香りと共に木々が色づきます。
山の端に沿うように陽が低く流れてゆくと、山里はやがて柔らかな陰影に包まれてゆくのです。

17057
初霜の頃


涼しさと寒さの境目のような朝だった。
朝陽はまっすぐに、そして清々しく目に飛び込んでくる。
只見線 入広瀬-上条 HASSELBLAD 201F Planar FE 110mmF2 T*

17058
秋涼


視界の奥で川面が揺れている。
芳しい秋の風が木々を優しく揺らしていた。
只見線 大白川-柿ノ木 HASSELBLAD 201F Planar FE 110mmF2 T*

170582
彩色の峠道


陰影が彩色の木々を飲み込んでゆく。
秋の陽は目に見えるほどの速さで傾いてゆく。
只見線 田子倉-大白川 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T*

(区間は旧駅名を含めて表記しています)
Vol.1037

2017年10月27日 (金)

駅前のねこ-1 いつも一緒  深川俊一郎

駅にネコがいる。さりげなく、少し遠慮がちに、時には我が物顔に。
ネコがいる駅は、どこか温かいのです。

17053

17055_2

17056
いつも一緒


秋風に吹かれて、駅前にチビたちがいる。
人懐っこいクロと、愛くるしいキジトラはいつも一緒だ。
只見線 会津坂下 HASSELBLAD 201F Distagon CF 50mmF4 T*

Vol.1033

2017年10月15日 (日)

只見線がくれたもの-2017神無月  深川俊一郎

例年よりだいぶ遅れて、会津盆地が黄金色に染まりました。
不順な夏が終わり、季節は一進一退を繰り返しながら、深まってゆきます。

17056
収穫日和


久しぶりの秋晴れに、皆が収穫に忙しい。
稲の芳ばしい香りが、高いそらに吸い込まれてゆく。
只見線 会津高田-根岸 HASSELBLAD 201F Distagon CF 50mmF4 T*

17055
秋天の里


ゆっくりと、ゆっくりと、時が流れてゆく。
山の向こうから少し冷たい風が吹いてきた。
只見線 会津高田-根岸 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T*

Vol.1029

2017年10月 3日 (火)

只見線がくれたもの-2017長月  深川俊一郎

特定されなかった梅雨明け、長雨と日照不足・・・いつの間にか終わった夏に、遅れてきた残暑。
農作物への影響は少し心配ですが、それでも秋はやってきました。大地は実り、草花は優しく風に吹かれているのです。

17050
線路端の秋桜


華やかだけど、少し寂しげな初秋の彩り。
涼風にゆっくりと揺れている。
只見線 会津柳津-郷戸 HASSELBLAD 201F Planar FE 110mmF2 T*

17050_2
白秋


蕎麦の花と只見線は、色合いがとても似ている。
少し冷ややかな風が、実りの秋を運んでくる。
只見線 会津坂本-会津柳津 HASSELBLAD 201F Planar FE 110mmF2 T*

17051
気まぐれな空


振り向けば秋の空。
黄金色の穂波が吸い込まれるような、大らかな雲が広がっていた。
只見線 会津高田-根岸 HASSELBLAD 201F Distagon CF 50mmF4 T*

Vol.1025

2017年9月21日 (木)

線路端の光景-15 夏の残像  深川俊一郎

列車が去った後には・・・長くゆったりとした時間と空間が流れてゆきます。
そこにはいつも、いずれまたやって来る次の列車の予感があるのです。
線路から付かず離れず、そこにある名もない小さな一瞬を見つけては、ささやかなアルバムの1ページを重ねてゆきます。

170441

170442

170443

170444

170445

170446
夏の残像


日中の暑さの中では身体も頭もずっしり重い。
陽が陰る頃になって、ようやく気持ちも軽くなってきた。
遠い記憶をかすめていった、ある夏の夕べ。
四日市あすなろう鉄道 HASSELBLAD 201F Distagon CF 50mmF4 T*

Vol.1021

2017年9月 9日 (土)

遥かなる旅愁-夏の記憶  深川俊一郎

いつの間にか去っていった夏。
北の駅で出会った小さな一瞬に、儚い夏の記憶を重ねます。

170481

170483

170484

170495
夏の記憶


お盆を過ぎれば北国の夏休みは終わる。
厚い鉛色の雲が迫ってくれば、その向こうには秋が控えている。
そういえば夏は終わったんだと、ふと我に返る。
根室本線 東釧路 HASSELBLAD 201F Distagon CF 50mmF4 T*

Vol.1017

2017年8月27日 (日)

路面電車紀行-炎暑の広島電鉄②  深川俊一郎

石畳の線路がしっかりと繋いでいる街並み。
旧型の路面電車が走る日常がそこにはあります。


17037
炎熱の細道


暑さで気が遠くなりそうな電車道の向こう。
橋-小網町 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T*

17039
暑さひとしお


日陰のない小さな電停は、気だるい暑さが漂っている。

宇品二丁目 HASSELBLAD 201F Distagon CF 50mmF4 T*

17038
照り返しの道


真夏の目抜き通りは道路の向こう岸が思いのほか遠い。

本川町 HASSELBLAD 201F Sonnar C 250mmF5.6 T*

17037_2
軒下の誘惑


頭上で揺れている涼し気な誘惑。

天満町-観音町 HASSELBLAD 201F Distagon CF 50mmF4 T*

Vol.1013

2017年8月15日 (火)

路面電車紀行-炎暑の広島電鉄①  深川俊一郎

被爆電車として知られる650形は、1942年製の半鋼製車で、今でも3台が現役で健在です。そのうち653号は当時の塗色に復元し、中国放送との共同プロジェクトで夏の間特別運行されています。
そして651・652号は主に平日朝に通常運行されますが、特に8月6日には必ず運用に入るようです。
炎暑の街に、旧型の路面電車が唸りを上げて走ります。

17038
遠い夏雲


ぬるい川風が肌をかすめてゆく。
原爆ドーム前-本川町 HASSELBLAD 201F Tele-Tessar CF 350mmF5.6 T*

17038_2
細道へ


昔からある細い電車道へ、車体を軋ませながら交差点を曲がってゆく。
観音町-西観音町 HASSELBLAD 201F Distagon CF 50mmF4 T*

17039
薄暮のみち


薄暮の目抜き通りには、まだ息苦しいほどの暑さが残っていた。
本川町 HASSELBLAD 201F Planar FE 110mmF2 T*

17039_2
残照


寂しげな8月5日の夕暮れ。
原爆ドーム前-本川町 HASSELBLAD 201F Distagon CF 50mmF4 T*

17040
熱い夏


8月6日の朝、電停前の熱気は凄まじい。
原爆ドーム前 HASSELBLAD 201F Distagon CF 50mmF4 T*

17040_2
祈りのとき


8時15分に合わせるかのように650形がやってきた。
原爆ドーム前 HASSELBLAD 201F Distagon CF 50mmF4 T*

Vol.1009

より以前の記事一覧

最近のトラックバック

2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31