2018年6月18日 (月)

トラムの走る町 31 阪堺電車 恵美須町   服部一人

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先回のブログで取り上げた「帝塚山4丁目」「松虫」(こちら→http://blog.rail-on.com/2018/06/6-304-6006.html )と並んで阪堺電車の駅で好きなのが恵美須町だ。ちょうど新世界、通天閣のお膝元、駅を出て道路を渡ればすぐに通天閣本通という商店街がある。


3線を備える終着駅だが、今は日中1時間に3本だから、ガランとして人気のない時間も多い。行き止まり式のホームに古びたコインロッカーやら自販機、入り口にはこれも年季の入った喫茶店もある。無人駅だが小さな職員詰め所もあって、運転手は折り返しの出発までの短い時間をここで過ごす。そういった、さまざまな風情が調和して、全体として枯れた感じのいい雰囲気を作っている。

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_kzt0648しばらくぶりに来てみたら駅の構内に外貨両替機があった。こんなところにも外国人旅行者がやってくるということか。

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2018年6月 6日 (水)

ブログ6周年 トラムの走る町 30 阪堺電車 帝塚山4丁目、松虫あたり   服部一人

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帝塚山4丁目は、たいていひとつ手前の神ノ木で下車して沿線に沿って歩いて訪れることが多い。この日は休日だったため、人も少なく閑散としている。

みなさん、こんにちは。いつも当ブログをご覧いただきましてありがとうございます。おかげさまで6周年。これからもどうぞよろしくお願いします。

さて、6周年の記念の記事を何にしようかと考えておりましたが、ここはやっぱり僕の三大好物、トラム、蒸気機関車、ローカル線の中から選ぶことにしました。このシリーズ「トラムの走る町~」もちょうど30回。国内外、いろんなトラムをやってきましたが、記念すべき今回は大好きな阪堺電車。庶民的な下町の雰囲気ただよう二つの駅です。

この松虫と帝塚山4丁目は、阪堺電車を訪ねると必ず立ち寄るお気に入りの駅。ともに共通点があって、駅のまわりが庶民的な住宅街になって、いい雰囲気があること。そして専用軌道と併用軌道の境目の駅であることです。

かつてモ161がたくさん走っていた頃は、お正月の住吉さんの初詣輸送は必ず撮りに行ってました。最近は少しご無沙汰でしたが、久しぶりに訪ねた両駅は大きく雰囲気も変わらず私好みの風情でした。ブラブラと歩きながらスナップショットを撮り、日が暮れてからお好み焼き買って帰りました。大阪散歩はやっぱり楽しいね。

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後ろにあべのハルカスがそびえて都会的な景観だが、専用軌道になって松虫に入った途端、駅のまわりは急に庶民的な雰囲気に変わる。線路に沿って立ち並ぶ住宅の玄関先とホームが一緒になったような、家の庭先を電車が走っているような風情は何度見ても楽しい。

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日が傾いてもう帰ろうかと思っていた頃、166がやってきた。電車と駅の雰囲気がぴったりあって実に絵になる。最後は流し撮りで決めて、本日の撮影は終了。さあ、帰ってビール飲もう。

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2018年5月24日 (木)

すばらしい軽便の世界  成田ゆめ牧場 まきば線   服部一人

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この日、火が入っていた3台の汽車。一番上は、その昔、台湾の炭鉱で働いていた6号機、中段は縦型ボイラーの11号機で、これも自前の汽車。下段が初お披露目となった出来立てホヤホヤの7号機。木製キャブがお神輿のようで実にキュート。火が入った蒸気機関車が3台も並ぶというのも豪勢な眺め。

先の連休中に成田ゆめ牧場 まきば線に行ってきた。ここはその筋の人々にとっては有名なところ。ファミリー向けの観光牧場なのだが、園内に軽便鉄道がある。普段はDLが客車を牽引しているのだが、年に何日かある特別な日には実に愛らしい軽便蒸気機関車が登場する。

牧草地のまわりにエンドレスの線路が敷いてあるのだが、これは遊園地の乗り物ではない。 沿線は短いながらもお花畑や林や木橋などもあって、かもし出す雰囲気はまさに懐かしき軽便鉄道である。すばらしいロケーションと可愛らしい蒸気機関車。軽便好きにはたまらんところです。

ここで蒸気機関車を運行しているのは、羅須地人鉄道協会という大人の趣味団体だ。これもその筋の人にとってはとても有名な組織。この組織はただならぬ実力と行動力と、そして志を持った、おそるべき趣味人の集まりなのだ。

メンバーは全員ボランティアだが、専門職の技能を持った方がたくさんいらっしゃいます。線路敷設から保線、運行管理、普段のメンテナンスや車両のレストアなどすべてを自前でこなす。なんと蒸気機関車を1台、新規製造してしまうほどの高度な技術力を持っている。

この日はその新製された小さな汽車の試運転も兼ねて、蒸気機関車3台が稼働するという空前絶後の1日。ゴールデンウィークの見事に晴れ渡った空の下、夢のような気分で過ごしました。ありがとうございました。眼福、これに極まれり。手を合わせて拝みたいくらいでした。

今週末の5月26、27日の土日にも汽車が走ります。ぜひぜひ、皆様も成田ゆめ牧場まきば線へお出かけください。 
(ウエブサイトはこちら→http://www.yumebokujo.com/  )

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この団体は実に豊かな趣味心を持った人々の集まりです。駅のホームひとつとってみても、かつて日本中に存在していた軽便鉄道の風情をたたえています。今回は五月ということで鯉のぼりが飾られていました。また園内には小さなループ線もあります。こういうストラクチャー、ディティールに凝るところがこちらのツボにはまります。

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乗車には行列ができるほどの人気。小さな汽車に乗れば、子供も親も笑顔がこぼれる。自分たちの好きなことを展開して、そして人々を喜ばせ、役に立つ。趣味活動の理想的な姿のひとつがここにあります。

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僕の知り合いで、この団体で活躍されている方がいらっしゃるので、この日は特別にヤードや車庫の中を見せてもらいました。車庫の中にはこれからレストアを待つお宝車両がいろいろ。夢がふくらみます。ヤードの中は、この手の趣味活動では先をゆく、ドイツなどの保存鉄道にも通じるいい雰囲気。彼の地のフェルドバーンミュージアムなどでも見た、クラブのメンバーがボランティアとして黙々と、しかし充実して楽しくキビキビと働く様子は、成熟した大人の趣味の風格が漂います。

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今の季節は緑がきれいな沿線風景。下が今回新製された実に愛らしい蒸気機関車7号。オイルバーニングです。かつて日本に実在した、通称「亀の子ポーター」と呼ばれた小型機関車をモデルにしています。この日はトラブルもなく順調なスタートでした。
FUJI X-T2, X100F,  FUJINON XF23/2,  35/2,  50/2                             VOL.1111

2018年5月12日 (土)

津軽鉄道 砂利まき列車   服部一人

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普段走らない列車が来たので、りんご畑で作業中のご婦人方も手を休めて珍しそうに見物中。

鉄道仲間の友人が津軽鉄道の砂利まき列車撮影ツアーを企画し誘ってくれたので、ありがたく参加してきた。

 

内容はこうだ。仲間数十人を集めて各々参加費を払う。そのお金で津軽鉄道に線路のバラスト用に砂利まき列車を仕立ててもらい、これを沿線から撮影する。

 

鉄道には保線が欠かせないが、ローカル私鉄はどこも経営がきびしく線路の砂利まきといえどお金もかかるし楽ではない。そこで費用をこちらが負担し、作業を撮影させてもらう。わずかではあるが鉄道会社のサポートにもなり、こちらとしても普段見られない珍しい列車が撮影できるというメリットがある。

 

僕はローカル線が好きで、出かけた時には現地に多少なりともお金を落としてくることを心がけてはいるが、こうして具体的にサポートしながら撮影できるのは気持ちがいい。

 

鉄道写真も被写体である鉄道がなくなってしまっては終わりだ。今までも、そして今も美しい味わい深いローカル線が消えている。少しでもそういう状況を改善できないか。

 

鉄道を楽しみながらわずかでも貢献できる、大人の鉄道趣味のひとつのスタイルだと思う。

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まずは砂利を積み込んで‥。

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いざ、砂利まき場所まで快走。

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さっそく作業開始。

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途中、通常の列車も来るので‥。

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その時は最寄りの駅の待避線でやり過ごす。

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1日の作業が終わって五所川原に帰る。お疲れ様でしたー。

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夜は夜で、五所川原の車庫で夜撮。津軽鉄道の全面的な協力で楽しい撮影ができました。ありがとうございました。

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2018年4月30日 (月)

会津の春 桜の旅   服部一人

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今年もC57が走り始めた。そういえば今年は只見線の新緑のC11がないので、ひょっとして秋の紅葉の頃に走るのかなぁ。もしそうなら楽しみなことだけど。

先週、会津に行ってきた。この日は初夏のような陽気の中、会津はどこも桜が満開で気持ちの良い一日。咲き誇る桜を堪能して浮かれた気分で撮影を楽しんだ。

会津はいつ来てもいいところだけど、長い冬が終わってやってくる春は格別の季節だ。

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旧国鉄日中線熱塩駅にも大きな桜がある。この山小屋のような駅舎は味があるなぁ。取り壊さずによく残してくれたと思う。

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日中線の跡地は桜並木になっている。今や会津を代表する桜の名所となって訪れる人も多い。

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一日の終わりは磐越西線の川桁駅近くの観音寺川の桜並木。ここも素晴らしい。この観音寺川にかかる赤い小さな鉄橋はかつての沼尻鉄道の跡。ナローゲージの可愛い列車が桜の下を走る姿を見たかったなぁ。

FUJI X-T2 , X100F,  XF50/2, 23/2,  CANON EOS5DⅡ, EF70-200/4L         VOL.1103

2018年4月18日 (水)

一目千本桜 東北本線 大河原〜船岡   服部一人

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東京はすっかり葉桜になったが、東北は今が盛り。こちらは東北本線の桜の名所、大河原〜船岡の一目千本桜である。先週行ってきたのだが、今年はとにかく開花が早い。例年より10日は早い感じ。

この日は終日雲が多く、なかなか晴れず陽がささない。おまけにとても風が強く、曇ると冬のように風の冷たさを感じる。桜はちょうど満開だったが、肌寒くてお花見日和とは言いがたい一日だった。

とはいえ船岡城址の丘の上から下界を見下ろせば、満開の桜並木が彼方まで続く。一目千本の名にふさわしい見事な眺めだった。

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FUJI X-T2 , X100F,  XF50/2, 23/2                                                    VOL.1099

2018年4月 6日 (金)

2018 桜の旅   服部一人

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関西から東海にかけて少し花見の旅をしてきた。

万博記念公園はちょうど満開。いい陽気の日曜とあってすごい人出。
南海と阪堺電車は散り始めだったけど、まだまだ楽しめる。
三岐鉄道と名鉄はちょっと遅かった。
暖かい陽気の春の日、カメラさげて散歩するのはとても楽しい。

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上から
大阪モノレール 万博記念公園
南海電鉄 住吉東
阪堺電車 神ノ木
三岐鉄道 大安
名鉄 岡崎公園前

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2018年3月24日 (土)

ある鉄路   服部一人

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先日アフリカのザンビアという国に行ってきた。
日本ではあまり馴染みのない国だけど、内陸国で銅の産出で有名な国だ。
田舎道を車で走っていたら、あまり使われてなさそうな鉄路に出会った。興味を持って線路の先までたどって行くと広大なトウモロコシ農場があって、その集積場のようなところまで延びる専用線だった。

青い空と夏雲、強い日差しの下で赤錆びた枕木や線路のコントラストが印象的だった。

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2018年3月12日 (月)

ニューヨーク交通博物館   服部一人

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ここはニューヨーク市の都市交通博物館である。地下鉄を始め、かつての路面電車、バスなどを展示している。さほど大きくないが、とてもユニークなのは廃止になった地下鉄駅を利用した施設だということだ。

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これが博物館入り口。まさに地下鉄。

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中におりるとこんな感じ。

もとはコートストリート(Court Street )という駅だったところだが、戦後すぐに廃止になってずっと放置されていたらしい。そこを整備して1976年に開館したそうだ。入ってみると地下鉄のホームそのもの。いくつかの歴史的車両がそのままホームに停まっている。本物の駅のようであり、また映画のセットのようでもあり、不思議な感じだと思った。実際に映画やテレビのロケに使われることもあるそうだ。

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ホームに停まっている歴史的車両の多くは中に入ることができる。広告も当時のままだ。つり革が本当に革でできている。

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地下鉄がメインだが、他にも路面電車やバスの展示も少しある。

ニューヨーク交通博物館 アクセスとガイド

博物館はブルックリンにあり、最寄駅はボローホール(Borough Hall)駅。開館は10-16時、土日は11-17時、月曜日と祝日は休み。入場料は大人10ドル。ミュージアムショップもあり、地下鉄グッズなども売っている。

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2018年2月27日 (火)

ニューヨークの地下鉄   服部一人

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ニューヨークの地下鉄は便利な鉄道です。マンハッタンの中は縦横に走り、また郊外にも路線が伸びています。ホームは天井が低く鉄骨の柱がむき出しになっている駅が多く、日本でたとえれば東京メトロの銀座線に近いような感じです。あまりきれいとはいえない駅構内ですが、でも独特の雰囲気があって好きなので乗車するたびにけっこう撮影しました。

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マンハッタン島の中は「地下鉄」ですが、郊外に行くと高架を走る区間が多くなります。

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週末などはメンテナンスで運休する路線もしばしばあります。日曜日に駅に行くと、こんなリボンのようなテープがホームに伸びていて、本日は運休ということでした。

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