万葉線を訪ねる 服部一人
このところご紹介している北陸地方のトラム、今回は高岡の万葉線です 。僕の世代からすると加越能鉄道といった懐かしい名前が浮かぶのだが、万葉線という第3セクターになってはや20年以上も経っていた。今どきの低床連接車もあるが、昔ながらの釣りかけ電車も健在で沿線風景と共に地方都市のトラムの風情を感じるところだ。
車庫のある米島口で待っていたら、越ノ潟から来た高岡行きの車両に軽微な不具合があった模様で、横付けされた救援の7075に乗り換えるようすが見られた。高岡行きの電車が2台横並びする珍しい場面。
低床連接車のドラえもん号。この列車目当ての子供もいるため、時刻表には充当される列車が表示してあった。
北陸に来るたびに万葉線はよく立ち寄っていたが、終点の越ノ潟に来たのはひょっとしたら学生時代以来かもしれない。すでに40年以上前だ。当時と違い背後に立派な新湊大橋がかかっているが、待合室が新しくなった他は駅の周辺の雰囲気は昔とそんなに変わっていないように感じられた。ここから富山県営の渡船を使って対岸に渡り、その後バスで富山市内に向かった。
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