2024年7月 6日 (土)

広島電鉄の元京都市電勇退 1902 1903   服部一人

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かつては電車博物館のように旧型トラムが多数活躍していた広島電鉄。特に京都から来た1900型は数も多くよく目にする車両だった。1900型は京都市電が廃止になった1977年以降に15両もの多数が広電に移籍した。その後、現在にいたるまで45年以上の長きにわたって1両も廃車されることなく活躍してきた。これはひとえに車両の丈夫さや運転や整備のしやすさなど使い勝手が良かったためだろう。その1900型のうち、ついに1902と1903の2両が今般引退することが広電から発表された。ご苦労さまでしたと一言声をかけて見送りたい気持ちだ。

自分は京都市電がまだ現役だった頃に1度だけ本格的に撮影に出かけたことがある。その時に少し見ただけなのだが、以後広電にくるたびに懐かしい顔に再会した気分だった。今回の写真はこの3月に久しぶりに広島を訪れた時のものと、2010年に撮影したものから1902と1903を選んだ。昔の写真には1900型以外にも古い電車が写っていて、あの頃の広電はトラム好きには楽園だったなとあらためて思った次第である。

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CANON EO5DⅡ  EF28-70/2.8L  70-200/2.8L  FUJI X-T3  XF16-55/2.8  SONYα7Ⅳ  24−105/4    VOL.1882

2024年6月24日 (月)

弘南鉄道 平賀駅 車庫のある風景   服部一人

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青森県の弘南鉄道は何度か行ったことがあるが、この平賀駅に降りるのは初めてだ。ローカル私鉄の車庫というのはどこも共通した味わい深い風情がある。たとえば、少し古くなった電車の留置、検車庫の中には車両をメンテナンスするためのさまざまな工具や機械、構内にはレールやトロッコや車輪などの雑多な部品が置いてあって‥‥。ここ平賀駅の車庫もまさにそういう感じのところだった。

ローカル私鉄そのものがすっかり少なくなってしまったが、少し思い出すだけでも上毛電気鉄道の大胡、アルピコ交通の新村、銚子電鉄の仲ノ町など、こういった車庫はほかにもある。

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車庫のまわりを歩いて見物する。廃車体が物置や作業部屋になっており、見ると屋根がかけられている。今や貴重なデキやラッセル車のキ100などもある。冬にこれが動くところをぜひ見たいものだ。短時間の訪問であったが細かく見ていくと見どころは多く楽しい時間だった。

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SONYα7Ⅳ、24−105/f4                                                    vol.1878

2024年6月12日 (水)

ブログ開設12周年記念 羅須地人鉄道協会50周年記念まきば線祭り   服部一人

みなさん、こんにちは。いつも当ブログをご覧いただきましてありがとうございます。この6月ではや12周年ということになり、これもひとえにみなさまのご支援のおかげと感じています。この12年の歳月は他のメンバーも言っておりますように長くもあり、またあっという間のことと感じることもできます。

ブログ以前に活動の中心としていた写真展に比べると、初めは勝手が違い戸惑いもありましたが、こうして12年続けてきて振り返って改めてわかる良さもありました。記事の回数も1800回を超えると、これはもう立派なアーカイブだと感じます。その時々の写真を見返すと自分たちの趣味活動の軌跡がたどれるのはいいことだと思いました。1回の記事はそれほど長くありませんが、短いながらも撮った写真をまとめてささやかに発表することは良い習慣だと感じています。

さて、今回の記念記事は少し古い昨年12月のことですが、有名な羅須地人鉄道協会が発足50周年をお祝いして盛大な運転会を開くというので撮影に行ってきた時の写真です。以前にも紹介しましたが千葉県の成田ゆめ牧場にある彼らの保存鉄道は、日本で唯一のボランティアによる蒸気保存鉄道です。もはや趣味の域を超えて、今や蒸気機関車を新製するくらいの高度な実力と組織力を持ったすばらしい団体です。この組織が半世紀も続いているということに脱帽せざるを得ません。当日は空前絶後の盛大なプログラムが展開され、今まで見たことがないすばらしい1日を過ごしました。羅須地人鉄道協会の皆様方、ありがとうございました。我々レイルオンはブログ開始12年、発足から数えても30数年ですが、これにあやかるべく、これからも長く続けていけるようにがんばりたいと思います。 では、当日の様子をご覧にいただきたいと思います。

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こちらはフィナーレで走行した空前絶後の蒸気機関車8重連です。こんなものは初めて見ました。すばらしいです。

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この日は朝早くから準備が始まり、まずは各機関車のパレードです。静々と順番に走る汽車たちを見ていると花道をゆくファッションショーのモデルのようです。

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途中ではさまざまな車両や編成が走行します。蒸気機関車だけでなく、DLや変わった車両など次々と走行してまったく飽きるということがありません。

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イベントの最後が蒸気機関車8重連です。小さな可愛い機関車たちも8つもつなぐとなかなかの迫力でした。本当にいいものを見せてもらいました。眼福です。ありがとうございました。

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FUJI X-T3,X-T2,XF70-300/4-5.6, 16-55/2.8                        VOL.1874

2024年5月30日 (木)

伊予鉄道散策   服部一人

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松山の伊予鉄道に行ってきた。伊予鉄道は路面電車の軌道線と郊外に向かうローカル電車と両方あって、現在は鮮やかなみかん色に塗装されている。出張の合間の撮影なので短時間ではあったが、ちょうどお城のお堀のところで旧型車同士がすれ違う幸運に恵まれた。この2005は1965年製造、54にいたっては1953年製造で僕より年上だ。伊予鉄の吊りかけ駆動車もずいぶんと少なくなってきて今や貴重な存在だ。その後、郡中線の終点の郡中港まで行って夕暮れの町歩きを楽しんだ。

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CANON EOSR5, EF24-105/4, RICOH GRⅢx 26.1/2.8.           VOL.1870

2024年5月18日 (土)

新緑の只見線散策   服部一人

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連休に磐越西線のC57180を撮影に行った際に近所の只見線にも足を伸ばしてみた。前回冬に行った時には記録的な雪の少なさだった風景は実にみずみずしい新緑に変わっていた。

あちこちの森に藤の花の薄紫がちょうど見頃であった。今回は会津川口より先の以前は不通だった区間にも少し行ってみた。より一層奥会津といった感じの山里の美しい沿線風景だった。途中、思いもかけず本名の駅で列車に手を振る子供たちの姿に出会った。鉄道再開通後はこういった情景はよく見られるのかどうか、僕は知らないのだけれど新緑の美しさと共にしみじみと心に残った。

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FUJI X-T3, XF16-50/2.8, XF90/2              VOL.1866

 

2024年5月 6日 (月)

久々のばんえつ物語号   服部一人

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この連休の間、磐越西線に行ってきた。しばらく蒸気機関車の撮影から離れていたが、久しぶりに聞く汽車の鼓動はやはりいいものだった。夕方の帰り便は有名な日出谷の先の鉄橋を過ぎたあたりに行ってみたが、列車が駅を出発する長い汽笛が聞こえたあと、だんだんとドラフトの音が大きくなり、鉄橋を渡る汽笛が山間にこだまする音は格別だった。

天気にも恵まれ、機関車の正面に夕日があたり美しい輝きだった。流し撮りもバッチリ決まって満足して家路をたどる。

FUJI X-T3, XF16-55/2.8,  XF90/2                                   VOL.1862

2024年4月24日 (水)

大井川鐵道 21000系電車   服部一人

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大井川鐵道はもちろんSLが有名で、僕もそれが目当てで行くのだが電車もまた素晴らしい。昔から他の私鉄で廃車になったものを入線させてきたが、現在いちばんのお宝はこの元南海21000系かと思う。

湘南顔の前面、そして車内に入ればクロスシートの座席。ウグイス色の車体色も少しレトロで非常に好ましい。中も外もあちこちくたびれているけれど末長く活躍してほしいものだと思う。今回の訪問では普通列車の他に、「準急」の正面プレートを掲げた運用もあって、この看板もなかなかお似合いだ。


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FUJI X-T3, XF16-55/2.8, 50/2                                        VOL.1857

2024年4月12日 (金)

早春の大井川鐵道 SLさくら   服部一人

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先月末、大井川鐵道に行ってきた。ちょうど桜のシーズンに合わせてヘッドマークをつけて走るということで出かけてみたが、あいにくとこの日は小雨が降る肌寒い日。桜もわずかに開花していたがお花見とは程遠い一日ではあった。とはいえ久しぶりにSLの匂いと音とダイナミックな動きに触れることができて嬉しかった。季節が変わったらまた再訪しよう。


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FUJI X-T3, XF16-55/2.8, 70-300/4-5.6                            VOL.1854

2024年3月30日 (土)

福島交通軌道線 掛田駅とモハ1115   服部一人

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福島交通にはかつて軌道線があって路面電車と郊外の町を結ぶインターアーバンの風情を共にあわせ持った鉄道であった。1971年に全線廃止されているので私自身ももちろん現役時代を知ることはない。けれど今でも趣味誌などで往時の写真を見ると実にいい雰囲気のローカル私鉄であったことがうかがえる。砂利道の路側軌道、高さの低いホーム、鉄道道路併用橋など、今ではもう見ることができない情景が随所にあったことがわかる。

軌道線の終点のひとつ掛田駅は今でも駅舎が保存されてバスターミナルの待合室として使われている。その掛田駅が昨年リニューアルされて別の場所にあった保存電車も移設されたという話を見つけて行ってみた。モハ1115は新しくペイントされて新車のような輝きである。駅舎も一部に路面電車ミュージアムが併設されて当時の写真などが飾ってあるということだが訪問した日は残念ながら休館日であった。

このあたりの地域も全国の地方の例に漏れず車社会で、鉄道どころか路線バスも次第に縮小している。しかしかつてはこんな町にまで小さな鉄道が来ており1両の電車が行ったり来たりしていた。この掛田駅は1911年の開業で1971年の廃止なので、60年間はそんな時代が続いていたのだ。当時の駅舎の前にたたずんでしばし往時に想いを巡らせた。

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iPhone XS                                          VOL.1850

2024年3月18日 (月)

阪堺電車の味わい深い停留所 2   服部一人

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安立町

安立町は阪堺電車によくある住宅街の中の小さな停留所だが、なんといってもここが素晴らしいのは天王寺方面行きのホームに直結して古いモルタル塗りの建物があり、その一角に「カラオケ あんりゅう倶楽部」 というお店があることだ。この住居兼店舗のような建物と駅のホームはほぼ一体となったような状態で建物の壁からそのままホームの屋根も出ている。

実際にお店が開店している時間帯ではなかったので、今も営業しているのかどうかは定かではないのだが、夜にホームのベンチで電車を待っていると、ほんのりとカラオケの音楽が聞こえてくるなどという状況だったら、昭和風情というか映画が撮れそうな雰囲気である。次回モ161が走行するときにはぜひ、この駅で撮りたいなぁと思う。

 

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我孫子道

言わずと知れた我孫子道。ここは停留所と言わず「我孫子道駅」といって差し支えない堂々とした風情がただよう。阪堺電車の本社や車庫もあり、この鉄道の中心ということがよくわかる。この駅止まりや始発の電車もあり、車庫からの出入りもあるので長くいても飽きない。車庫の外の留置線にはたいてい何両もの電車が停まっていて天気の良い日にはまるで日向ぼっこしているようにも見える。

SONY α7Ⅳ, 24-105/4, RICOH GRⅢX, 26.1/2.8           VOL.1846

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