2019年6月16日 (日)

成田ゆめ牧場 羅須地人鉄道協会ふたたび   服部一人

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先月、千葉のゆめ牧場で恒例の汽車の運転会に行ってきました。この日は午前中が赤い6号、午後からは新造の7号が登場。観光牧場の中の施設とはいえ、雰囲気は本格的なナローゲージの蒸気鉄道。いつものことながら熱心におつとめされているメンバーの方にも頭が下がります。天気もよく、新緑の美しい季節、気持ちいい一日を過ごしました。

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FUJI X100F,X-T3, FUJINON XF 23,35/2           VOL.1245

2019年6月 2日 (日)

ブログ開設7周年記念 トラムの走る町スペシャル 「チュアンのスチームトラム」 ベルギー 服部一人

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オープンデッキの客車もスチームトラムに合わせてグリーンで塗装されており、古典的な編成美を感じる。

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HL303という番号のこのスチームトラム、製造は1888年、2018年にレストアが完成した。

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クラシックな前照灯と、この保存団体の立派な紋章
 

みなさま、こんにちは。
いつも当ブログをご覧いただきましてありがとうございます。このブログも7周年、続けてこられたのはみなさまのご支援の賜物です。今後ともどうぞよろしくお願いします。

さて、普段から僕の三大好物は「蒸気機関車」「路面電車」「ローカル線(ナローゲージ)」などと、たびたび申してきましたが、7周年の記念記事はその三つを兼ね備えたスチームトラムです。

ベルギーにトラムとインターアーバンを合わせたような保存鉄道があり、そこでスチームトラムが復活するという話を耳にして、昨年現地を訪ねてきました。レストアされたスチームトラムが古典客車を牽く姿はとても美しく、渋いグリーンの車体が近づけば顔が映るほどピカピカに磨かれていました。スカートのせいでロッドや動輪の動きは見えませんが、走り出せば、音も匂いもまさしく蒸気機関車でした。

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この保存鉄道は電化区間と非電化区間の両方を持っていて、たくさんの電車とディーゼルカーも走らせている。この日はイベントデーなのでお客も多く、ビンテージカーでやってきたグループもいた。

アクセスとガイド

この鉄道はASVi(Association pour la Sauvegarde du Vicinal ビシナル保存協会)というところが運営している。ビシナルとはかつてベルギー全土に路線を持っていたメーターゲージの鉄道網。都市部ではトラムとして路面を走り、郊外に出るとインターアーバンとして近郊の町や村を結んでいた。全盛時には4,800キロを超える路線があり、当時のベルギー国鉄をしのぐほどの総延長だった。市街地は電化されトラムが走り、郊外には非電化区間があり、ディーゼルカーや、かつてはスチームトラムが走っていた。現在ではごく一部を除き、ほとんどが廃止されているが、この鉄道のように保存鉄道として残されているところもある。

この鉄道は首都ブリュッセルの南方、シャルロワ(Charleroi)の近郊、トゥアン(Thuin)という町にある。ブリュッセルからシャルロワ南駅までは急行列車で1時間くらい。そこから支線に乗り換えて約15分ほどでトゥアンに着く。この支線は本数が少ないので要注意。

トゥアン駅は無人駅で町の北のはずれにある。駅を出たら道沿いに歩くとすぐに大きな川(Sambre川)があり、これを渡ったところの川沿いに町並みが広がり、これがトゥアンの中心街である。なかなかきれいな町で丘の上には古城もあり、シーズンの週末にはけっこうな数の観光客で賑わう。この町のメインストリートにはトラムのレールがあり、これに沿ってまっすぐに進み、町並みが途切れたあたりに車庫が見えてくる。

営業はおもに4月から11月までの週末など。11−18時で車庫内の博物館と車両の運行がある。一部の日程では運行はなく博物館の開館だけの日もあるので要注意。スチームトラムはイベントなどの特別な日のみ運行する。詳細はこちら→http://www.asvi.be/en/index/index.htm

Fuji X-T2, X100f,  XF23, 35, 50 VOL.1241

 

2019年5月21日 (火)

駅のたたずまい 16  アンリ・カルティエ=ブレッソンの 「サン・ラザール駅裏」 フランス

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パリにいくつかあるターミナル駅のうち、サン・ラザール駅はおもに近距離の電車が発着するわりと地味な駅である。訪れたのがお昼過ぎという時間帯だったせいか、ガランとした長いホームには人影は少なかった。明り取りのある大きな屋根がかかり、気持ち良い風がホームを吹き抜けていた。

この駅に来た目的は実は駅の裏にあった。サン・ラザール駅といえばアンリ・カルティエ=ブレッソンの作品「サン・ラザール駅裏」である。水たまりを男性が飛び越えようとしている写真は有名だ。かねてより、この撮影現場を訪れてみたいと思っていたのだ。

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線路をまたぐ跨線橋を渡って裏手の方に回ると、アンリ・カルティエ=ブレッソンの写真で見覚えのある風景はすぐに見つかった。右が1932年に撮影された有名な「サン・ラザール駅裏」 左が最近の様子だ。特徴的な駅の大屋根はほぼそのまま。鉄の柵も同じデザインである。80年以上前の戦前に撮られた写真だが、現代でも場所の雰囲気はよく残っている。

かつて、若きアンリ・カルティエ=ブレッソンがライカを首から下げ、きっとこのあたりに立っていたのだ。彼はライカに50ミリだったが、21世紀の僕は最新のデジカメを使い、彼の作品に敬意を表して、軽く一礼してからシャッターを切った。

 

Fuji X100f,  XF23/2                  VOL.1237

2019年5月 9日 (木)

連休中の多摩川   服部一人

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先日の10連休、いい陽気につられて多摩川に出かけてみた。河原で缶ビールを飲みながら鉄橋を渡っていく電車を眺める。ここは複々線区間だから次々に電車が通る。うたた寝しそうになっていたのだが、遠くで聞こえる雷の音で目が覚めた。

小田急線和泉多摩川 FUJI X-T3 XF16-55/2.8 VOL.1233

2019年4月28日 (日)

トラムの走る町 40 リールの保存電車 フランス   服部一人

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リールはフランス北部、ベルギー国境に近い都市だ。この町には郊外に向けて新しいトラムが走っているが、今回紹介するのはそちらではない。市内デュール川の河川敷にある古い電車の保存運転である。

戦前の古い電車をレストアした車両が通常は2両交代で走っている。河川敷は線路に沿って遊歩道があり、ジョギングやサイクリング、のんびりと散歩を楽しむ人々が集まっている。その脇をチンチンと鐘を鳴らしてのどかに電車が走る様子はほのぼのとした風情だ。河川敷は単調な景色かと思ったが、住宅の脇を通ったり、森の中や公園の横を走ったりと、意外に多彩な風景で半日あまりの滞在を十分に堪能した。

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アクセスとガイド
リールまではパリやベルギーからTGV、特急列車などが走っている。Lille Flandres駅前からバスに乗り現地まで向かう。L1番系統に乗ればWambrechies Mairieというバス停で下車。なかなかオシャレな街でレストランやカフェがいろいろあって寄り道したくなるが、そこを我慢して大きな橋で対岸に渡れば保存電車のVent de biseという電停が橋のすぐ下にある。もうひとつは88番のバスに乗り、Mirie またはTouquetバス停で下車、川に向かって10分ほども歩けば電車の起点のPont Mabille電停に着く。

運行は4月から9月までの毎週日曜日の午後。夏のシーズンはこれに加え水曜日も走る。だいたい14時から18時過ぎまで1時間に2本程度の電車がのんびり走っている。運賃は往復大人5ユーロ。

Fuji X-T2, X100f,  XF23, 35, 50 VOL.1229

 

 

2019年4月15日 (月)

トラムの走る町39 ブリュッセルトラム博物館 ベルギー   服部一人

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こちらが博物館の外観

ブリュッセルのトラム博物館は市内東部の郊外にあります。電車を乗り継いで行ってきました。現役の車庫の一部を博物館として利用しているのですが、かなりの数の車両を保存しています。

いちいちゆっくり見て解説を読んでいるとキリがないくらい、たくさんのトラムがあります。さらに関連してバスやトロリーバスなどの展示もあって、いずれの車両も素晴らしいコンディションです。

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ブリュッセルのトラムは1435ミリの標準軌だが、メーターゲージの車両も保存されている。これはビシュナルと呼ばれる各都市を結ぶインターアーバン的な鉄道で、かつてベルギー全土に路線網があった。そこで使われていた車両とその内部。

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バスや自動車の展示も、いろいろと変な車両があって楽しい。


ブリュッセルトラム博物館 アクセスとガイド

行き方は、市内中心部のブリュッセル南駅からだと、地下鉄1号線かトラム81番に乗ってMontgomeryまで行きます。ここで乗り換えてトラム39番か44番に乗り、Musee du Tram/Trammuseum(その名の通りトラム博物館)で下車すれば目の前です。

開館はおもに土日と水曜日。午後1時からです。冬季は開館日が少なくなるので注意が必要です。土日にはヒストリックトラムが営業路線に出て運行します。水曜日はトラムの運行はなく、館内のみの営業です。入場料はヒストリックトラム乗車券付きで大人12ユーロ、水曜日の館内のみの見学は8ユーロです。

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2019年4月 2日 (火)

のと鉄道廃線区間を垣間見る   服部一人

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地元の宗玄酒造が貯蔵庫として利用している。隧道蔵と名付けられ同名の日本酒も売られている。

のと鉄道は旧国鉄能登線を引き継いで第3セクターとなった鉄道会社だ。2000年代に入ってから穴水〜輪島(2001年)、穴水〜蛸島(2005年)が廃止となり、現在は七尾〜穴水のわずか33キロあまりが営業しているだけだ。

先日能登半島に出かけた折、この廃止区間を見てきた。途中駅の恋路駅と終点の蛸島だ。恋路駅は観光シーズンのみトロッコを体験できるアトラクションがある。また駅近くのトンネルを地元の酒造会社が管理して日本酒の貯蔵庫として使うというユニークな活動をしている。トンネルの中は一年を通じて温度がおおむね一定で酒の熟成の貯蔵庫として最適なのだとか。

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蛸島駅舎の前にあった自動販売機。おそらくもとはタバコの自販機だったと思われる。今は関連グッズなどを売っている。

いっぽうの蛸島駅だが、駅舎とホーム、線路の一部などはそのまま残って保存されている。僕は今から30年以上前の学生時代にここまで乗車したことがある。当時の写真は残っているのだが、はっきりとした記憶がない。到着した列車ですぐ折り返して戻ったため滞在時間も短かったのだろう。

今回、久しぶりに能登半島を旅行して、点在する里山の集落の風情の美しさがとても印象に残った。かつての沿線近くには「春蘭の里」という農業体験や里山体験のできる施設があり、シーズンには修学旅行などの団体客も訪れる。地域の魅力を生かした町おこしの成功例として語られる場所だという。そういう美しい山里に、このローカル線も魅力の1つとして残したかったものだ。

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2019年3月21日 (木)

駅のたたずまい 15 あちらこちら   服部一人

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ライプツィヒ ドイツ
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マドリード アトーチャ スペイン

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ポルト カンパニャン ポルトガル
駅撮りは楽しい。ヨーロッパの大都市のターミナル駅には頭端式(行止り)式のホームを持つ駅も多く、いかにも終着駅といった風情が旅情をかきたてる。多彩な車両だけでなく、駅に集まる人々の雑踏、重厚でクラシックな駅舎など、魅力は尽きない。

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ロンドン イギリス
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ブダペスト東 ハンガリー
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オスロ ノルウェー
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2019年3月 9日 (土)

トラムの走る町 38 あちらこちら   服部一人

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ポルト ポルトガル

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ブダペスト ハンガリー

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リスボン ポルトガル

あちらこちらのトラムを集めてみました。先に銀座のソニーギャラリーでやった写真展に出品したものを中心に選んでみました。トラムとそれを取り巻く雑踏の雰囲気が好きなのです。
まだまだ世界には是非行ってみたいと思わせる豊かな風情を持ったトラムがいくつもあります。休みを工面して調整しながらこれからもひとつずつ訪ねて行きたいと思っています。
先日、東京半蔵門のJCIIフォトサロンで開催中の宮澤孝一さんの「にっぽんの路面電車」(こちら→http://www.jcii-cameramuseum.jp/photosalon/photo-exhibition/2019/20190305.html )を見に行ってきました。どれもしみじみとしたいい写真でじっくりと見入ってしまいました。車両だけでなく写真に写っている街並みや人々のようす、そんなものが時代を感じさせてくれる重要な要素になっています。

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オスロ ノルウエー

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マヨルカ スペイン

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リベレツ チェコ
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2019年2月24日 (日)

トラムの走る町37 ブリュッセル ベルギー   服部一人

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ベルギーの首都ブリュッセルにも立派なトラムネットワークがある。系統数18、総延長140キロあまりで軌間は標準軌の1435ミリ。

市内中心部は一部区間で地下に潜りプレメトロとなっている。また市内周辺部や郊外に行く路線は街路樹が並ぶ専用軌道を走る区間もあって魅力的な場所に見えた。数日の滞在では、その広大なネットワークの一部を垣間見たにすぎないし、天気の悪い日が続いて思うような写真が撮れなかった。近い将来にまた再訪を期した。

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右手後方に見えるのはブリュッセル公共交通博物館。こちらの紹介は、また後日。

アクセスとガイド
トラムを含む市内公共交通機関は共通のチケットで乗車でき、1回券は2.1ユーロとちょっと高い。撮影にはいつものように24時間券や48時間券が便利で安い。24時間なら7.5ユーロ、48時間なら14ユーロだ。このチケットは券売機で買うのだが、トラムの電停には券売機はない。主要な駅か地下鉄の駅には券売機があるので、こちらで購入する。ほかにも窓口でも買えるそうだが、けっこう並んでいたので空いている券売機で買った。

重要なポイントは、最初に乗車するときにバリデーションをおこなうこと。トラムに乗車すると入り口の近くに刻印を押す赤い機械があるので、これにカードをかざすと利用開始時間が記録される。これを怠ると罰則があるので注意。欧州では一般的な信用乗車という方式だ。

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