2024年4月12日 (金)

早春の大井川鐵道 SLさくら   服部一人

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先月末、大井川鐵道に行ってきた。ちょうど桜のシーズンに合わせてヘッドマークをつけて走るということで出かけてみたが、あいにくとこの日は小雨が降る肌寒い日。桜もわずかに開花していたがお花見とは程遠い一日ではあった。とはいえ久しぶりにSLの匂いと音とダイナミックな動きに触れることができて嬉しかった。季節が変わったらまた再訪しよう。


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FUJI X-T3, XF16-55/2.8, 70-300/4-5.6                            VOL.1854

2024年3月30日 (土)

福島交通軌道線 掛田駅とモハ1115   服部一人

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福島交通にはかつて軌道線があって路面電車と郊外の町を結ぶインターアーバンの風情を共にあわせ持った鉄道であった。1971年に全線廃止されているので私自身ももちろん現役時代を知ることはない。けれど今でも趣味誌などで往時の写真を見ると実にいい雰囲気のローカル私鉄であったことがうかがえる。砂利道の路側軌道、高さの低いホーム、鉄道道路併用橋など、今ではもう見ることができない情景が随所にあったことがわかる。

軌道線の終点のひとつ掛田駅は今でも駅舎が保存されてバスターミナルの待合室として使われている。その掛田駅が昨年リニューアルされて別の場所にあった保存電車も移設されたという話を見つけて行ってみた。モハ1115は新しくペイントされて新車のような輝きである。駅舎も一部に路面電車ミュージアムが併設されて当時の写真などが飾ってあるということだが訪問した日は残念ながら休館日であった。

このあたりの地域も全国の地方の例に漏れず車社会で、鉄道どころか路線バスも次第に縮小している。しかしかつてはこんな町にまで小さな鉄道が来ており1両の電車が行ったり来たりしていた。この掛田駅は1911年の開業で1971年の廃止なので、60年間はそんな時代が続いていたのだ。当時の駅舎の前にたたずんでしばし往時に想いを巡らせた。

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iPhone XS                                          VOL.1850

2024年3月18日 (月)

阪堺電車の味わい深い停留所 2   服部一人

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安立町

安立町は阪堺電車によくある住宅街の中の小さな停留所だが、なんといってもここが素晴らしいのは天王寺方面行きのホームに直結して古いモルタル塗りの建物があり、その一角に「カラオケ あんりゅう倶楽部」 というお店があることだ。この住居兼店舗のような建物と駅のホームはほぼ一体となったような状態で建物の壁からそのままホームの屋根も出ている。

実際にお店が開店している時間帯ではなかったので、今も営業しているのかどうかは定かではないのだが、夜にホームのベンチで電車を待っていると、ほんのりとカラオケの音楽が聞こえてくるなどという状況だったら、昭和風情というか映画が撮れそうな雰囲気である。次回モ161が走行するときにはぜひ、この駅で撮りたいなぁと思う。

 

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我孫子道

言わずと知れた我孫子道。ここは停留所と言わず「我孫子道駅」といって差し支えない堂々とした風情がただよう。阪堺電車の本社や車庫もあり、この鉄道の中心ということがよくわかる。この駅止まりや始発の電車もあり、車庫からの出入りもあるので長くいても飽きない。車庫の外の留置線にはたいてい何両もの電車が停まっていて天気の良い日にはまるで日向ぼっこしているようにも見える。

SONY α7Ⅳ, 24-105/4, RICOH GRⅢX, 26.1/2.8           VOL.1846

2024年3月 6日 (水)

阪堺電車の味わい深い停留所 1   服部一人

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松虫

阪堺電車には魅力ある味わい深い停留所がいくつもある。住宅街の中にあって周囲の風景の一部のように馴染んでいる。僕は鉄道模型はやらないが、もしやっていたらこういう情景を作りたいなと思わせるような停留所ばかりである。

まずは松虫停留所。阪堺電車に撮影に来るとほぼ必ず立ち寄るお気に入りである。天王寺から乗るとここまでは大通りの真ん中を走る併用軌道。専用軌道に入ってすぐのところに松虫はある。それまでの路面電車らしい沿線からここにきて雰囲気が大きく変わる。家の庭先の延長のような感じで停留所がある。

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天神の森

次は天神の森停留所。まず名前がいい。実際にすぐ横に天神の森天満宮があってホームからも緑が見える。電車が通る時以外は静かで人通りも少ない。
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北天下茶屋

続いて北天下茶屋停留所。何が素晴らしいと言ってホームに直結で喫茶店の入り口がある。「コーヒールンバ」と書かれた店名のお店は勇気がなくてまだ入ったことがないのだが、扉越しに中をのぞく限りは昭和感満載の雰囲気である。地元のおじちゃん、おばちゃんの常連客で賑わっているような感じがする。この喫茶店だけではない。周辺には細い路地があり小さな商店街が続いている。まわり全部が「昭和」である。南海電鉄の天下茶屋駅から歩いてくることもおすすめする。商店街が楽しい。

SONY α7Ⅳ, 24-105/4, RICOH GRⅢX, 26.1/2.8           VOL.1842

2024年2月21日 (水)

阪堺電車沿線散策   服部一人

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安立町

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帝塚山四丁目

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松虫

阪堺電車はモ161を目当てに行くわけだけど、ほかにも魅力的な車両が走っている。特にモ501、モ351などは車齢60年以上。モ161の影に隠れているが魅力ある旧型の電車である。派手な広告電車が多いのはやや難点だけど、これも存続のために収入を上げる必要があるので仕方のないことだ。

阪堺電車は沿線を歩くのも楽しい。住宅街の中の小さな停留場といった風情の駅が多く途中下車の楽しみがある。併用軌道、専用軌道ともにあって沿線の魅力もなかなかである。

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大和川 

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住吉

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新今宮駅前

SONY α7Ⅳ, 24-105/4, RICOH GRⅢX, 26.1/2.8           VOL.1834

 

2024年2月 9日 (金)

阪堺電車 モ161競演   服部一人

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阪堺電車では1月31日までの間、モ 161の臨時特別電車が運行された。これは沿線各地への観光客誘致と寺社仏閣の初詣客分散という目的で、毎日午前午後に恵美須町、浜寺駅前、天王寺駅前と往復した。

モ161はもう15年以上前から撮影しているが、当時は稼働車両も多く正月の初詣輸送などは1日いるとお腹いっぱいになるくらいたくさん見られた。現在では稼働できる車両は3両と言われていて、すっかり見る機会が減ってしまった。

訪れた日はこの臨時特別電車の他にチャーターがあったようで、臨時のダイヤで3両全てが見られたのは本当にラッキーだった。それぞれ塗色が違うがどれも味わい深い。筑豊電鉄とコラボした塗り分けだという162号も沿線の風景に合っていてなかなかお似合いである。

ファーストナンバーの161号は数年前に修復して昔の姿に戻すためにクラウドファンディングがあったのだが、わずかながら私も協力させていただいたので、非常に美しく復元されてピカピカになった姿を拝むことができたのはたいへん良かった。願わくはいつまでもこの美しい電車たちが見られることを思うばかりである。


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SONY α7Ⅳ, 24-105/4               VOL.1834
 

2024年1月27日 (土)

雪のない只見線   服部一人

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お正月休みに只見線に行ってきた。今年は雪が少ないと聞いていたが行ってみて驚いた。1月の只見線でこれほど雪が少ないのは初めて見た。雪景色を期待していたこちらとしては何となく秋の終わりのような風情で少々期待はずれではあった。しかし、この地方にお住まいの方々から見れば雪が少ない方が楽に決まっているので、旅人が勝手なことを言うのはよそう。

最近の寒波で、今はもう一面の銀世界かもしれない。冬が終わる前にもう一度雪景色を見に行くとするか。

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FUJI X-T3, FUJINON XF 16-55/2.8, XF70-300/4-5.6       VOL.1830

2024年1月15日 (月)

正月の阪堺電車   服部一人

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正月の阪堺電車のお目当てはモ161ではあるけれど、まわりに目を向ければ他にも貴重な車両はある。モ351とモ501はともに車齢60年を超える車で広告塗装がいささか賑やかすぎるけど、旧車としての風格を感じる。

正月の住吉大社あたりは歩行者専用になるので自動車を気にせずに撮影できるのも気が楽だし、沿線の帝塚山4丁目や松虫など風情ある駅が点在していて、スナップ写真を撮りながら沿線を歩くのは楽しい。正月に来たのは久しぶりだったけど十分に堪能して東京に帰った。

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SONY α7Ⅳ, 24-105/4, Ricoh GRⅢx  GR Lens 26.1mm/2.8                          Vol.1826

2024年1月 3日 (水)

Rail-On 謹賀新年号 1号車   服部一人

新春! モ161に会いに行く 阪堺電車

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皆さま、あけましておめでとうございます。

新年最初の撮影は今や国宝クラスの電車モ161に会いに大阪の阪堺電車まで行ってきました。昨日1月2日のことです。先日大晦日の記事で来年はトラムの撮影を充実させると抱負を述べたばかりでしたので、さっそく遠征してきました。

住吉大社の初詣輸送のため正月3が日は車両総動員で増発する新年恒例の運転ですが、以前に出かけたのは2020年だったので4年ぶりの訪問ということになります。前回と比べれば新造車両の連接車も増備が進んだので今年はモ161が走るのかどうかわからないままに行ってきました。10時過ぎには現地に到着しますが一向にモ161が走る様子はありません。あびこ道車庫に見に行ってみると3両とも日向ぼっこしています。今年は無理かもと思いつつ沿線で撮影してましたが、午後1時過ぎになって162があびこ道と天王寺の間を1往復だけ運用に入りました。ちょうど天気も良く午後の斜光線の中でありがたいお姿を拝むことができて、今年は正月から良い撮影ができました。

ちなみに阪堺電車のホームページを見ると、1月5日から31日まで毎日モ161が午前午後と1度ずつ運用に入るそうです。これはたいへんだ! 1月中にもう1度来ようかな。

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FUJI X-T3, FUJINON XF 16-55/2.8, XF70-300/4-5.6    SONY α7Ⅳ, 24-105/4         

VOL.1822

 

2023年12月31日 (日)

2023 今年の1枚   服部一人

ラッセル車 弘南鉄道キ105+ED221

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みなさん、こんにちは。いつも当ブログをご覧いただきましてありがとうございます。

大晦日恒例の「今年の1枚」ですが、2月12日に掲載しました「弘南鉄道ラッセル車キ105+ED221」から僕の好きなサイドビューの写真を選びました。この日はチャーターによる運転だったのでラッセルが出動するような大雪ではなく、冬にしては暖かい穏やかな日でした。鯖石駅を出た所にちょうどいい感じの祠があり、鳥居の朱色と電気機関車ED221のあずき色がうまくマッチしています。

実は昨年も「今年の1枚」に津軽鉄道のラッセル車キ100の写真を選んでいます。 ラッセル車の写真というと雪を豪快に跳ね飛ばす迫力ある写真が撮りたくなります。昨年の津軽鉄道の写真はまさにそんなカットでした。でも今年の写真も仕事が終わった後の回送といったのんびりした風情で、これものどかでいいものだと思いました。

今年は遠征もできず近所でローカル線を撮ることの多い一年でした。毎回のブログも時にネタに困り、多忙な仕事と寄る年波で定時に遅れることもしばしば。お粗末なことで申し訳ありませんでした。

さて来年の抱負は と言っても、宣言しても実現できないと情けないので内緒ですが、今年以上にトラムの撮影をもっとやりたいと思います。ほかにはこのブログとは直接関連がないのですが、写真と同様に鉄道動画をもう少し本格的にやりたいと考えています。ここ4,5年の動画機材の発展はめざましく、非常に美しい映像が普通のミラーレスで撮れるようになりました。写真もいいけど乗り物はやはり動いて音が出るとまた格段の臨場感があります。

では、みなさま、そろって良いお年をお迎えください。明くる年もどうぞよろしくお願いいたします。

VOL.1817

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